孤独を救ったランニング

転勤夫についていくため地元を離れ、初めて感じた孤独。
1人時間が長く感じて、やる気が起きない。
そのどうしようもない気持ちを、和らげてくれたのがランニングであった。

その頃は、環境に慣れることに精一杯。何かスキルを身につけたり、仕事をしたいとは思わなかった。仕事をしてない私は、掃除をしたり、ご飯を作ったりして、夫の帰りを待つ。最初のうちは、何もかも新鮮でよかったけれど、だんだんと慣れてくる。
1日の達成感がないな…と感じ始める。

ふと、Instagramで見つけたのが、ランニングを楽しんでいる人たちの投稿。走っている人たちの、充実した毎日の投稿が、私には輝いて見えた。

シューズさえ手に入れば、お金はかからず、1人時間に運動できて、健康的かもしれない…。
よし、やってみよう!

自宅からスタートして、とりあえず走ってみる。15分走ると、もうヘロヘロ…。
元々運動は好きで、他のスポーツはしていたが、今やこんなにも体力が落ちてるなんて…。でも、なんだか、気持ちはスッキリしている。

走った後の爽快感が、1日の達成感になってくれる。練習を続けると、走れる時間が徐々に長くなる。20分走れた!30分走れた!と努力に応じて、成長を感じられるのがたまらない。

ランニングは、夢中になる時間をくれる。
その時間のおかげで、孤独に注目しなくなった。走った後は、頭が冴えて何か新しいことをやりたくなる。1人時間も短く感じる。

ランニングと出会えて、よかった。

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