自分の持ってるものに気づくということ


前に似顔絵を描いたにゃんこさんがお空に旅立った。

今日、飼い主さんに会った時に聞いた。

「瑠美ちゃんの絵があって良かった」と。

突然のことで
火葬するのに遺影の写真が用意出来ず、
部屋に飾っていた似顔絵をそのまま持っていき、今もお骨の横にはその似顔絵があると。

私の絵が何か役目を果たせたなら
良かった。

私は絵描きとして奇抜な発想やずば抜けた才能、
伝えたい世界観などがあるわけではなくて。

じゃあ何が出来るのか、
どうしてそれで糧を得られているのか。

私にできるのは
絵を描けるということのまえに
見ること、見たものとの交信、橋渡しをすることであって。
それを通じて小さな世界を繋いでいくこと、
で、それによって目の前の誰かの心をほんの少し照らせたら。

そのことに気付けたから、
それでよくって
それが最大の務めであり
役目を果たせていれば冥利に尽きるなぁと、
改めて思った夜。

今晩はお空に手を合わせます。
ありがとう

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