今日も誰かが社会に触れて、時間とともに何かを変えている。別の角度から社会に触れている人にも、何もしていないわたしにも、変化は平等に訪れる。けれど社会はわたしの存在を知らない。下を向けば働き蟻に気付くのに、数百倍大きいわたしは誰にも気付かれることはないのだ。わたしは透明人間だから。