ファストファッションブランドとのコラボで感じるあれこれ

こんにちは。
まつだです。

シュプノースの季節になってきてファッションが楽しい日々を送っております。
シュプノースの季節とは冬のことです。
Suprem×THE NORTH FACEが毎シーズン冬にコラボアイテムを出すのでこのニュースを見ると冬を感じます。
いわばシュプノースとは季語のようなものです。

本題に移ります。
今回、自分がずるずる書いていきたいのは、
タイトルにもある通り、
ファストファッションブランドとのコラボで感じるあれこれです。
ユニ〇ロ、G〇、などファストファッションブランド(プチプラとも言うのかな?)がデザイナーズブランド、アウトドアブランドとコラボアイテムを発売する度に感じることを書いていこうと思います。
先に書いておくと自分はユニ〇ロ、G〇は好きです。
無地のTシャツ、ロンTのようなトップスはほとんどそこで買っています。
これから書くことが否定的、不快に感じるかもしれませんが自分はユニ〇ロ、G〇が好きです。
好きなんだけど!これは言わせて!って内容なのでこの時点で不快に感じた方はブラウザバックしてください。ブラウザバック推奨ではありません。してください。

ファストファッションブランドとのコラボですが、
ユニ〇ロを例に書きます。
数年前からJW Andersonとのコラボや最近だとMARNIとのコラボといった、有名なブランドとのコラボが多く普段のユニ〇ロのアイテムと比べ個性的なデザイン、絶妙なシルエットのものが安価で買える時代になりました。
特にJW Andersonはシンプルで当り障りのない老若男女着やすいアイテムで生地感、シルエットも良く、何よりJW Andersonのアイテムが安価で買えることが嬉しく自分もシャツを購入し非常に気に入ってます。
しかし、
①普段ユニ〇ロでしか服を買わないユーザーがJW Andersonというブランドを知っているのだろうか?
②このコラボを機にブランド、服に興味をもつだろうか?
③そもそもこのコラボのメインユーザーはどこなのだろうか?
色々考えてしまいます。

まず、①の疑問について
これはファッションに興味のない友人が自分の周りにいて、
その友人は「服は着れればええねん」な考えです。
安くて、肌が隠れる布でいい→ユニ〇ロ
の思考です。
自分の友人のような考えの人間ばかりではありませんが、
ユニ〇ロでええやんの人は安くて、当り障りなく、老若男女が着やすい服を求めているという人が多いと思いますし、ブランドも恐らくそこをコンセプトにアイテム展開をしていると思います。
ですので、あまりファッションに関してすごく敏感ではないのではないかと思います。
その人達がJW Andersonを知っているとは考えにくく②と繋がりますが、
これを機会に興味を持つことは恐らくないのではないかと思います。

では、③のコラボのメインユーザーはどこか。
これは、「服は着れればええねん→ユニ〇ロ」とは逆の「ファッションに関してすごく敏感な人」だと思います。
このコラボを機会にユニ〇ロに興味を持ってもらう、今のユニ〇ロのアイテムを知ってもらう等「ユニ〇ロはJW Andersonとコラボできるすごいブランドになってんだよ!」というブランディングもあると思います。
ですが、物を商品として販売する業界にとって在庫を多く抱えることはよろしくないこと。
いくら大きいブランドとコラボしようがファストファッションブランドである以上生産フローの中で大量生産しそれが残り在庫を抱えてしまいます。
在庫を抱えないようにセールで価格を下げ少しでも在庫を減らそうとします。
今回、自分が一番伝えたいことはこれです。
「有名ブランド、有名デザイナーを起用してもファストファッションブランドとコラボすることにより年末や季節の変わり目の在庫処分としてアイテムが叩き売りされることが納得いかない!」
現状のファッションに満足できない、自分達の思い、考えをファッションを通して伝える等色んな思いを持っているデザイナーがいると思います。
そのデザイナーがつくったブランドには不特定多数ではなくアイテムが好きな人、コンセプトに共感できる人がファンになり購入すると思います。
ユニ〇ロとそもそものユーザー層、ターゲットが違っており、
コラボしても在庫を抱えてしまうことは正直自分はコラボ先のブランドに失礼だと思います。
そこらへんも踏まえたうえで契約を交わしていると思うので自分があーだこーだ言ったところでなに?って感じではありますが・・・。
じゃあ、そんな在庫抱えてやばいエピソード実際あったんか!と思う方もいると思います。
2021年10月にWhite Mountaineeringとユニ〇ロがコラボアイテムを発売しました。
アウトドアをベースとした有名ブランドWhite Mountaineeringとのコラボは当時からブームになっていたアウトドア好きや、ファッションに敏感な方には注目されていました。
なかでもダウンジャケットは機能性も高くデザインも良い、何よりWhite Mountaineeringのデザインが安価で買えることで一押しのアイテムとされており在庫切れや、行列も出来ると一部インフルエンサー、メディアで盛り上がっていました。
ですが、実際は普通に足を運べば買え、サイズも枯れることもなく、
日が経つにつれどんどん割引され、
挙句の果てには年末のセールで半額以下で売られる始末。
自分はすごく複雑な気持ちになりました。

長々と綴ってきましたがまとめると
ターゲット層とユーザー層を考え、
在庫を抱えないようコラボ先のブランドを選ぶ必要があるのではないかと思います。
ファストファッションだから、デザイナーズブランドだから、ハイブランドだから。
そんなことは関係なくビジネスとして、
・在庫を抱えない
・顧客満足度を上げる
・売り上げを伸ばす

ここは共通だと思うので親和性の高いブランドとコラボし、
これからの色んなブランドがファッション業界を盛り上げていってほしいと思います。

ありがとうございました。


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