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ある八月の土曜日

作曲 / 2014年
作詞 / 1990年

ひとつを作るのに長すぎです。
気が遠くなるほど生きれるかわからないのに、ずっと足踏みしている感覚です。どこに行ってもサックガッセ(通行止め)のサインを見るようです。
サックガッセといえば、もう2年前に描いた、泳げないのに泳ぎに行こうという女子が出てくる漫画の題名に付けたのを思い出しました。

↑読んだら、暑い中、少しでも涼しくなれるかしらと・・、(あまりに変で、最後まで読めなかったけど載せておく)

ある八月の土曜日」

日記原文 / (土) 11.08.1990
今日の空は とても とても きれいだった。
だから、上を見ながら歩いた。
線路は長くて 建物も桃色に染まって 青いところの空には 白桃色の雲が
さざなりに ぽろんとしていた。
夕日は竈で焼いた まるいガラスチーズのように したたるような オレンジ色で 宇宙のスープに とっぷりしずんでいった。
ミンミンゼミと カナカナと ツクツクホーシが さらさら さらさらと 
あとを追いながら はしゃいでいた。
半袖も すんなり伸びた 少年の黒い足も 
まだ夏で 黄色い電車のまわりで 
ゆらゆら 遊んでた。
夏の、アパートについて 暗くなるまで 窓を開け放して メロディをきいた。幸せだった。

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おしまい 17.07.2022


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