【◯-Salon(わのさろん)ってこんなとこ】 ◯+(わたし)のストーリーが生まれる場。
◯
◯-Salonは、
◯から何が生まれるかが見てみたくて
開いた「場」。
◯は、
何も足さない、
何も引かない、
ゼロであり、
原点であり、
ウラもオモテもない
ありのままのすがた。
胎児姿勢にも通じる、
生命のかたち。
「◯から生まれるなにかを見たい」
そういう想いをもって
◯-Salonを提供されているのは、
高田紗妃さん。
全くなにもない状態から、なにが生まれるか。
まったく行き当たりばったりな私の場合は、
思いがけず八日間、
ひとんちに住み着く家守になったわけですが、
さきさんは、
その「生まれたもの」を面白がってくださった
んじゃないかと思います。
満月の晩、
「はじめまして」ということもあり
いろいろとお話しする中で、
さきさんのされている活動について、
インタビューまがいのことをさせていただきました。
そこに至った経緯や、
想いなどをうかがうことができました。
一人一人の身体の内にある力を知ってほしい
さきさんは現在も、
「野口整体」を学びながら実践されていらっしゃるので
必然かもしれませんが
お話を伺った時、野口晴哉さんのことが思い出されました。
多くの情報が錯綜する世の中、
発信者が自分を売り出すための
「できる私が、できないあなたを助けてあげる」という
言外のメッセージが横行するうちに、
多くの人が受け身になってしまったのでしょうか。
私も、自分という主体を持たなかった子供の頃は、
自ら動くという発想自体、
欠落していたように記憶しています。
自分の力から隔離された心許なさを抱える人にとって、
「自分の内にある力」を知る機会は、
生きる自負につながる、重要なものになると思います。
さきさんの用意される「場」には、
自身に内在している力と向き合い、
その動きに身を任せられるような安心感がありました。
私の中に内在する力と、その表出による流れ
「◯から何が生まれるか」を見てみたい、
というコンセプトで開かれた場で過ごして、
自分なりに見えてきたものを表現してみると、
今回ここから生まれたものはきっと、
「わたしのストーリー」なんだろうと思います。
さきさんという鏡、
布という壁、
「◯-Salon」と京都の街という場
を通して自分を発見し、
八日間という時間の中で醸成されるものを感じ、
最終日には、それまで抱えていたものに対して
腹を決めることができたと感じています。
◯に他者が+されて「わたし(◯+)」になる。
そう感じた八日間でした。
2024年8月31日 拝
知る・学ぶ・会いにいく・対話する・実際を観る・体感する すべての経験を買うためのお金がほしい。 私のフィルターを通した世界を表現することで還元します。