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辻政信氏追悼のための調査考察

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2024年5月3日の追悼法会に向けて 「ツジマサノブ氏の無念は何か」をテーマに 調査考察をした記事をまとめています。
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#自衛中立

【辻政信氏の調査考察】2024.4.4 中立論と東亜連盟の理想

【辻政信氏の調査考察】2024.4.4 中立論と東亜連盟の理想

ここしばらく、
地元の図書館で借りたご本人の著書を元に
辻政信氏が周りに「伝えようとしたこと」を読み解いてきました。

辻氏が書籍を出版したり、全国各地で演説をして
「どうにか日本の人々に伝えようとしたこと」を
ここで一度、整理してみようと思います。

一、中立論/天は自ら衛るものを衛る辻氏が提唱した「中立論」は、

敗戦後、
「今後の国防問題をどうするか」
という局面にあって、国の主導者たちは

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【辻政信氏の調査考察】2024.3.25『自衛中立』読解

【辻政信氏の調査考察】2024.3.25『自衛中立』読解

辻氏が理想として唱えた「中立論」。

奇しくも、「中立」の文字が題にある著書が
地元の図書館に所蔵されていました。
この『自衛中立』を典拠に、
彼がどういう理想を掲げていたのかを読み解いていきます。

今回は、結論と思われる第六章を引用して、
彼の世界観を読み解いていこうと思います。

『自衛中立』第六章 獨立日本の進路 一、自ら中立を守れ

辻氏自身の目に映る日本も、
この中國人同志と同じ見解を

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【辻政信氏の調査考察】2024.3.24 『自衛中立』読解

【辻政信氏の調査考察】2024.3.24 『自衛中立』読解

今回は辻氏が提唱した「中立論」について、
1950年頃に出版された『自衛中立』を典拠に
その論旨を読解していこうと思います。

地元の図書館に所蔵されていた『自衛中立』は、
昭和27(1952)年4月5日に蔵書用に購入されたもののようです。

最初の六頁は当時の時勢を表した写真が載せられていて
一頁目から順に紹介すると、

上記の写真たちは、
憂国の思いを人々に訴えるような内容だと感じます。

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