こころの居場所から送り出されることの意義
本日はワーホリ渡豪前ラストの出勤日。
自分のこころの居場所の価値を知るには、そこから出てみることでしかわからない。
そうわからせてくれた1日だった。
昨年の8月から約10ヶ月の勤務。
私の職場は悩みを抱えた人々へカウンセリングを行う場所。
上司を含め、
在籍するカウンセラーの先生方は皆海外生活の経験がある人々であった。
韓国滞在を経て、日本に住むアメリカ人男性。
世界中を旅していたらコロナで日本に長期滞在することになったドイツ人女性。
夫の海外駐在に伴い、4カ国に滞在歴をもつバイリンガル日本人女性。
英語、韓国語、日本語の3カ国語を話す韓国人女性。
バラエティ豊かでしかない。
いろんなバックグラウンドがある人々と仕事をする中で
自分の対応力はかなり磨かれた。
私は日々、効率よく人とコミュニケーションを取り、仕事をするにはどうしたら良いかとあれこれ考えていたが、
結局一番物事が回る方法は、
自分のこころに正直に、
相手に頼りたいことは頼ることであった。
こんなお願いをしていいものか
ここは頼ってもいいのだろうか、、、
と最初は悩みすぎて、我慢していた。
しかし、こちらが我慢していると、
要求ばかりが増え、
仕事はドンドン増えていく。
先生達には悪意は無いと思うからこそ
最初は余計に言えなくなっていたが、
そんな悪循環は本当にサッサと投げ出した方がいい。
どんなことも
まずは言ってみないと物事は動き出さない。
相手に言ったって
自分の思い通りにならないことのほうが多い。
“上手く”なんて回らない。笑
だからこそ、
自分のマインドを健康に保つことが一番なのだ。
内側に想いを留めておくことほど、
自分のこころに害をなすものはない。
そして段々、
どうやったら相手に伝わるか、
その過程を積み重ねることの方が楽しくなっていく。
そんなモチベーションに変わった自分に気が付いた時、自分を誇らしく思えた。
さて前置きが長くなったが、
確実にここは私のこころの居場所だ。
最後にボスは『ここは実家だから。出戻り娘も大歓迎!』と言ってくれた(笑)
そんな居場所から送り出されるのは
どんな気持ちになるだろうと思っていたが、
今、とてもとても清々しい。
この場所で、私はやれることをやった。
自分1人で仕事をするのではなく、
人を助け、人に助けられ、仕事をした
その自負が今、こころの中にしっかりとある。
これは今までの仕事人生の中で初めての体感。
前の職場では、人の役に立つ、助けることばかり意識して
助けてもらおうとは、微塵も思わなかった。
人に助けられる自分を受け入れられない自分が居たからだ。
自分の無力さを直視できず、許せなかった。
そんなだった自分がこんな気持ちになれるなんて
人生何があるかわからない。
今はちょっぴり、人に助けられる自分も悪くないなと思えるようになった。
こころの居場所を離れることは、とてもこわい。
けれど、この行動をしたからこそ、
その居場所の価値を真に感じることができるのだろう。
それがこころの居場所から
送り出されることの意義だ。
そんな風に私は今感じている。
さて、そんなこんなで
私の中に
オーストラリアに行ってからの目標が1つ出来た。
人を助け、人に助けられる生活をする。
文字通り、人の中で生きる。
人から逃げずに、
自分のこころに正直になって生きる。
自分の殻に閉じ籠もらず、
いろんな失敗をしたい。
きっとどんな話も
この居場所に戻って話してみたら、
みんな面白い体験をしたねと
必ず話を聴いてくれる。
失敗を全部私の魅力として捉えてくれる、そんな人々だから、話したいと思う。
だから、たくさんドジをやって
生きていきたい。笑
清々しい気持ちの今だからこそ
この覚悟、決意を記しておきたい。
最後に
今一度、大きな感謝と、愛を込めて。
ありがとうございました❣️
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