ウォーキングと音楽とサカナクション

私はここ3年間、だいたい毎日1万歩以上歩くようにしています

時間がとれなくて外できちんと歩けない時は、足音に気をつけながら足踏み運動をしたり、今年、創作中に画像の保存関係で度重なるトラブルがあってから、漫画を描いている最中にこまめにクラウドに同期するようにしているので、同期中に室内をパタパタ歩くようにして、毎日1万歩を達成するようにしている感じです

3年間もウォーキングを続ければ、自然と習慣化されるので、今では、むしろやらないと変な感じがします

ウォーキングは、歩く瞑想と言われていますが、実際に歩き出すと心のモヤモヤが少しずつ晴れてきて、調子の良いときは創作のアイデアがぽこんと飛び出してきたりします。そして、好きな曲を聴きながら歩くのですが、私は、ランダムに様々なジャンルを聴く派です。よく聴くのは

サカナクション、パヒューム 、YMO、矢沢永吉　山下達郎、女王蜂、宇多田ヒカル、ケミカルブラザーズ、 プリンス、オアシス……etc

といった感じで、ジャンルも時代も超えてごちゃ混ぜセレクトです。その中でも一番聴くのは…

サカナクション！

彼らが北海道出身という郷土愛も強くありますが、とにかく歌詞とアレンジが、とても好きなのです😊

そして、ウォーキングのコースも一つに決めないで、色々と変えたりするのですが、コースによっては、サカナクションのギター担当の岩寺さんのご実家がかつて営まれ、地元の人々に愛されたファミリースパ「鹿の湯」の建物（現在はドラッグストア）の通りをアルクアラウンドするので、その建物を見るたびに「サカナクションのメンバー元気かなぁ？岩寺さん元気かな？」と、遠く離れた都会で頑張る甥や姪のことを思い出すのと似たような気持ちになるのです。

ところで、何故に岩寺さんのご実家が「鹿の湯」だと知りえたかというと、昨年7月に、長い結婚生活の中で夫と初めてロックフェスに行ったことがきっかけなのです。

毎年、岩見沢で2日間にわたって開催されるそのロックフェスは、昨年は10周年ということもありアーティストの顔ぶれも信じられないほど豪華で、その1日目のラストを飾ったのが、サカナクションでした

オープニングの曲は、当時リリースされたばかりの「忘れられないの」で、Pvと同じ90年代風スーツとグラサン姿の山口一郎さんが、大量に煙るスモークの中から登場し、Pvと同じ不思議な振り付けを、彼らしく、きっちり再現しているのがとても印象的でした。

彼らを一気にスターダムへと押し上げた曲「アルクアラウンド」の時には、会場の一体感と熱気のうねり感で、私は思いがけず深く感動してしまい、泣けてきてしまった…

帰りは、会場からJR岩見沢駅までシャトルバスに乗ったのですが、雨がそぼ降る中、満員のバスの中の乗客は、みな無口なのだけど、まだ高校生くらいに見える女の子2人組が、窓ガラスが人の熱気と湿度で曇るモイストなバスの中、控えめな小さな声で可愛らしく

わすーれらーれなぁーいのぉ♪

と、愛しい思い出をなぞるように、オープニングの曲を口ずさんでいたのが、なんだか、とてもステキだったな…

きっと、この帰りの情景も含めて、今日は一生忘れられない1日になるな…と確信しながら、家路へと向かったのを今でも鮮明に覚えています

帰宅後、私はお布団にくるまれながら、まだ静かに興奮した気持ちで、早速、サカナクションの公式ホームページを見ました。メンバーのお気に入りのお店などものっていて、どんどん読み進めていくうちに、岩寺さんのところで頭が一瞬❓❓となる…家からさほど遠くない知っているお店ばかりがのっている。このスープカレー屋も、洋食屋も知っている…何故❓更に読み進めると、岩寺さんの実家は冒頭に出てきた私も何度か行ったことのある、鹿の湯だったことをその時、初めて知ったのでした

しかも、少しづつ記憶が蘇ってきたのです。タオルを頭に巻いて、感情の出力を極力低くした感じで、サクサク仕事をしていた少し髪の長い男子の姿を…

その男子はレジもこなしていたから、お金のやり取りもしとる…うわーうわー嬉ちぃ😆落ち着け自分❗️

なんと、私はむかし銭湯のお客として岩寺さんに既にお会いしていたのです

その事実が分かった途端、私は一人真夜中にコーフンしてしばらく眠れなかった…翌日、夫に話したら、やはり驚いて、更にサカナクションそして岩寺さんの大ファンになったのでありました…

最後に、現在Eテレで、毎週火曜日夜10時30分から、サカナクションの音楽実験番組「シュガー&シュガー」絶賛放送中です
岩寺さんも時々出演してます。お笑い番組より、ひょっとして、いいえ、絶対に面白いぞー❣️是非観てほしいです😊