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仕事に行かない日は着物を

30代半ば前、「おばあちゃんになったら着物を自然に着られるようになっていたい。」と思ったことが始まりとなって、着物に分け入って行きました。

少しづつ手元には着物の数も増えてきて、15分ぐらいで着られるようになったので、その願いは叶いつつあります。

最近、「未来のことを考える仕事」ではなく、「今に集中する仕事」がしたいと思い、これまで経験したことのない仕事をしてみることになりました。

(未来のことを考える仕事ほどお給料はいいのですが)

10ヶ月ほど前にnoteに書き始めるにあたって、自己紹介に「50代半ばを過ぎて経験と可能性の間に立ちつつ、とりあえず好きなことに素直になれそうです。」と書きましたが、好きなことに素直に過ごすための方法の一つが、今の「今に集中する仕事」になりそうです。

「今」起きていることに五感五能を集中させて動く仕事なので、仕事以外の時間は、心身ともにまったく仕事から離れることができます。なので、その時間は着物を着て過ごしたいなあと、今朝、ふと思いましたので、早速今日は着物で過ごしています。

家に居るので、しんどくない着物。ゆるい着物。
というテーマでコーディネイトを考えるのはとても新鮮。

ゆるゆる、気張らずに。普段着を選ぶような気持ちで取り出します。

肌に馴染んだやわらかい古着の小紋に、芯のあんまり硬くない帯。半幅帯は後ろ姿が決まりにくいので(若い頃はヒップが上がっているのでいいのですが)、更紗柄の軽い名古屋帯を適当に合わせます。

足袋は履きません。
伊達締めはしません。
帯板は入れません。
お太鼓枕はなしで、帯揚げで帯を揚げます。
そして帯締めは京都の伊藤組紐の気張らないやつ。

絹の着物は暖かい。

「袷の着物で裸足」というのが、昭和初期の小説にでてくる女みたいで、いいかも。


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