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平安時代の藤原氏のよう。「サンデーサイレンス系」

今日の春の天皇賞
今ちょうどパドックが終わりました。こちらは雨が降ってきましたが、阪神競馬場は日差しがあるみたい。今年は京都競馬場が改修のため27年ぶりに阪神で3200mを競います。

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五月は平安の昔から競い馬の季節。
「日折(ひをり)」と言って、五月五日に左近衛の舎人が、翌日の六日に右近衛の舎人が、近衛府の馬場で競べ馬や騎射(うまゆみ)を行いました。
右の近衛府の馬場は北野神社の東南のあたり、左の近衛府の馬場は一条西洞院のあたりにあって、右近衛権中将だった在原業平は「右近のひをり」の職務中に女の人に歌をおくったりしています。

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また、源氏物語でも第二十五帖「螢」では、近衛中将になっていた十五歳の夕霧が、「ひをり」の帰りに男どもを連れて実家(六条院の西の対(花散里の夏の御殿))に来て、馬場の殿でワイワイやっているのを源氏の女房たちがドキドキみています。 
*手番(てつがひ):番(つがい)になって(対になって)競い馬をすること。「ひをり」のこと

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今日の天皇賞は、アメリカからやってきたサンデーサイレンス(1986年生)の末裔たちがいっぱい走ります。
・狂気を孕むほどの闘争心
・筋肉のつなぎの柔らかい肉体
・先頭をゆく馬の本能に適した目の良さ
といわれたサンデーサイレンスの血は、日本競馬界における一大勢力となっていて、サンデーサイレンス系といわれます。
特に今日の天皇賞はサンデーサイレンスの子供のディープインパクトに近い馬が半分以上。

1)ワールドプレミア(ディープの子)
2)アリストテレス (ディープの孫)
3)カレンブーケドール(ディープの子)
4)シロニイ(ディープの甥)
5)ディアスティマ(ディープの子)
6)マカヒキ (ディープの子)
7)ユーキャンスマイル
8)ディバインフォース
9)ジャコマル
10)ゴースト
11)メイショウテンゲン(ディープの子)
12)ディープボンド(ディープの孫)
13)ナムラドノヴァン
14)ウインマリリン
15)オセアグレイト(オルフェーヴル(デープの甥)の子)
16)メロディーレーン(オルフェーヴル(デープの甥)の子)
17)オーソリティ(オルフェーヴル(デープの甥)の子)


平安時代の藤原氏みたいな状況で、もうすく出走です。


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出走結果
(太字はディープインパクトの直系)

1着  1)ワールドプレミアディープの子
2着  12)ディープボンドディープの孫
3着  3)カレンブーケドールディープの子
4着  2)アリストテレスディープの孫
5着  14)ウインマリリン
6着  5)ディアスティマディープの子
7着  7)ユーキャンスマイル
8着  6)マカヒキディープの子
9着  13)ナムラドノヴァン
10着 17)オーソリティ(オルフェーヴル(デープの甥)の子)
11着 16)メロディーレーン(オルフェーヴル(デープの甥)の子)
12着 10)ゴースト
13着 15)オセアグレイト(オルフェーヴル(デープの甥)の子)
14着 11)メイショウテンゲンディープの子
15着 8)ディバインフォース
16着 4)シロニイ(ディープの甥)
17着 9)ジャコマル

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