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沖縄の郷土料理「山羊汁」はものすごくクサい!?

沖縄の郷土料理に「山羊汁(やぎじる)」といったものがあります。沖縄では、山羊の肉を食べる習慣があり、山羊のお刺身などもあります。山羊の肉を食べたことがない方に向けて、「山羊汁」についてご紹介します。

|「山羊汁」ってクサい食べ物なの?

「山羊汁」とは、その名の通り山羊の肉をスープにしたものです。結論から言うと臭みはあり、沖縄の人でも好き嫌いが分かれる料理ではあります。

「ものすごくクサい」から食べないという人も、「臭みはあるけど、その臭みがクセになる」から好んで食べるという人も。

このように沖縄の人の中でも、意見が真っ二つに分かれる料理です。

臭い消しのためにヨモギやショウガを入れるのですが、それでも臭みを感じるほど、山羊の肉の臭みは強烈です。

山羊の肉の臭みの原因は、どうやら脂(あぶら)にあるようです。そのため、脂分をしっかりと落とす下処理をすると、食べやすくなります。

|「クサい」=「マズイ」なのか?

クサいとマズイのではないかと嫌煙しがちですが、じつは臭みがあるけど美味しいという食べ物が、日本にもたくさんあります。

そういった食べ物のほとんどが、人によって好きか嫌いかはっきり分かれています。

日本の代表的な食べ物の「納豆」。これは結構な臭みがありますが、好きな人は毎日でも食べますよね。ほかにも、臭みのある食べ物を想像してみると、たくさんあるかと思います。

「山羊汁」もクサいといわれますが、「臭みがあるけど好きな人は好んで食べる」そんな食べ物のひとつといえるかと思います。

|沖縄で「山羊汁」はどんなときに食べるの?

沖縄では古くから、お祝いの席で人が集まるときに食べる習慣がありました。沖縄は先祖や親戚など、人との「繋がり」を大切にする文化があります。

そのため、「山羊汁」もそういったときに食べられてきました。そういった食の歴史的・文化的背景が「山羊汁」にはあります。

|「山羊汁」には凄い効能がある!?

沖縄では山羊を薬として食してきたという歴史もあります。「ヒーシャグスイ(山羊薬)」とよばれ、薬膳料理とされてきました。

とくに疲労回復に効果があるといわれています。

山羊の肉は「高たんぱく」・「低脂肪」で、「カルシウム」・「リン」・「鉄分」が豊富な食材なので、ヘルシーな食材です。

身体を温める効果があるともいわれているので、カラダが弱ってきたときなどに「山羊汁」を食べると、とても効果的です。

|手軽に「山羊汁」を楽しみたいときはレトルトパックがオススメ

山羊汁は本格的に作ると、大量な山羊の肉を4~5時間かけて炊かなければなりません。家庭で作るのが、少々難しい料理ではあります。

それゆえ沖縄の人でも、レトルトパックの商品を利用したり、大勢に振舞うときはケータリングをすることも。

レトルトの「山羊汁」なら、少量から用意されているので初めてでもチャレンジしやすいのではないでしょうか?

そしてレトルトであれば、常温で長期保存も可能です。

|まとめ

「山羊汁」は臭みのある料理ではありますが、それでも美味しい料理です。ただ、好き嫌いが分かれるとは思うので、「ハマる人にはハマる」けど「どうしても苦手」だという人もいることでしょう。

日本にも納豆などの臭みの強い料理・食材がたくさんあります。臭みとは不思議なもので、それが旨味になることもあります。

なんだか変わったものが食べたいと思っている方は、一度「山羊汁」を試してみては?

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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