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くちづけ27時 【超短篇】

『くちづけ27時』


 夜目覚めの星も絶え果てた
 アタマがムダに冴えてくる

 月染めの雲が流れる様を見る
 思い出すのは
 思い出したくないことだらけ

 カンナの花に くちづけを

 だから言ったんだなんて
 結果論なんか持ち出すな
 達観したようなこと言えば
 誤魔化せるなんて思わないで

 イヤだと言っても受け容れて
 だからその先にあるはずの

 あの夏に往く



あとがき

 超短篇っていうか、詩っていうか。
 なんかよくわかりません。
 書いてる本人の意思とは別次元で流れている何かに身を任せてみた結果、ということで。

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