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SNSの繋がりはそんなに重要?


同じ5分間におけるSNSの繋がりと直接の繋がり

私の大学では、(きっと私の大学に限らずどこでも同じようなことが起きているのではないかと予想しますが)SNSでの繋がりを求めている人が多いのではないかという印象を持つことが多々あります。

例えば、私の周りでは、初対面同士の会話でこんなことがよくあります。

"初めまして〜〇〇です、よろしく〜!良かったらインスタ交換しよ!"
"〇〇です〜よろしく!しよ〜"

同じコミュニティに所属している人の場合、この後仲が深まっていく可能性はあるのですが、その場限りの集まりだと、大抵はお互い名前も顔も忘れて、ただSNSが繋がっているだけという状態になります。私はある程度の仲になってからSNSなどを繋げればいいかなと思っている派なので、こういう繋がり方は少し苦手だったりします。


一方、直接の繋がりの事例を、私の実体験に基づきお話しします。

旅行に行って温泉に入った際、水風呂に全身浸かっている小学校低学年くらいの女の子がいました。
水風呂は冷たそうだったのに、全く抵抗なく入っている女の子に感心し、お話しし始めました。お話とはいえ、どの温泉に入った、や、この旅行中どこ行った、といった、本当にたわいもない話です。5分程度話した後、それぞれ別の湯を楽しみ、その子が先に上がりました。その際、私のところにわざわざきて、"お姉ちゃん、バイバイ"と言いに来てくれました。

その子の名前も分からないし、もちろんSNSも分かりません。ですが、心温まる貴重な時間だったなと感じましたし、一期一会って素敵だなと思いました。



この、SNSにおけるつながりというテーマに関連して、私が旅行の際に毎回していることを紹介します。
それは、SNSのアプリを消すこと です。私の場合インスタを消しています。
理由としては、インスタを入れていると、今この瞬間を楽しむ、マインドフルネスの状態に入る機会が減ってしまうと考えているからです。注意が散漫した状態であるマインドワンダリングの状態だと、旅行の中で起こる楽しいことや新しい発見に100%フォーカスすることができず、十分に楽しむことができません。旅行に来たからには、日常生活を忘れて、目一杯楽しみたいですよね。私は、旅行を最大限楽しむために、旅行中はSNSを一切開きません。

デジタルデトックスという言葉があるように、デジタルデバイスと距離を置く時間を作ることは、ストレスを軽減する意味でも、マインドフルネスの状態に入って目の前のことに集中する意味でも、とても重要であると考えます。



SNSにおける繋がりは、便利で、画期的なものであると思います。しかし、直接話して繋がるネットワークもまた、SNSにはない大きな価値を持っており、私はその繋がりに元気を貰っています。同じ5分の出来事であっても、人との直接的なつながりを大切にした事例の方が、充実した時間を過ごしたと言えるでしょう。


また会える人であっても、一期一会の繋がりの人であっても、同じ一瞬を共にし、お互いにとって素敵な時間になるのであれば、それはとても素晴らしいことなのではないでしょうか?


SNSが普及しているこの時代だからこそ、もう一度、自分の"繋がり"を思い返してみてはどうでしょうか。


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