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ミュートだった 2009年11月4日

視界が安定している
とふと思った

いろいろな人の文章や価値観に触れていると
すぐに揺れる、ぶれる、
そういうのがここ何年かの私のよさでもあり欠点でもあったのですが

最近、私は常に「私」として世界をとらえて
そして
他人を見ることができているような気がする

そして、「楽しい」ということがとても純粋だ。
ただ「楽しい」と思うということが、こんなことだったっけ
こんな平穏なことだったけ、と思う

「楽しい」という感情には常に相反するものが同居して
常に葛藤が内包されていて
「楽しい」のにうまくいかない、
そういうのがここ何年かの私の「楽しい」という感情だった
だからいつも「楽しい」ということは同時にとても辛かった

今はただ、「楽しい」が一人でいろんなところを泳いでいる
「辛い」もあるけど
「辛い」も一人で歩いている
それぞれが
それぞれの感情が純粋なのだ

ぶれない「私」と純粋な「楽しい」は、小さい頃の自分のよう
とてもひさしぶりに、自分のマウンドに立ち戻ったよう

そしてそれこそが
「自分を大事にする」ということなのだと気づく
今の私はとても自分を大事にできている
つい少し前までは
どんなことだかよくわからず
きっと到底できそうにないことだと思っていたことなのに

結婚式の日にもらった色紙のメッセージの中に
「今の自分がとても好きだと聞いたときから
 本当に幸せなんだなと思った」
と書いてくれてる大学時代の友人がいて
あの人はよくわかっていたんだな、と思う

結婚ていいね!
              ☆

昨日天気雨が降って
ぽつぽつ窓に雨粒が当たるのでワイパーをonにしたら
雨粒が少なすぎて変に窓がこすれちゃって逆に視界が悪くなった
ちょっとぐらいの雨なら、ワイパーなんて出さない方が
視界ははっきりするんだと気がついた

一生懸命になって
払っても払っても
どうしても視界がひらけないときは
いっそのこと払うのをやめた方がいいんだね

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※この記事は、2009年11月4日の日記を転載したものです。

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