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ドリンク 2007年12月12日

その瞬間、安堵が流れ込んだ。

安堵、とも、嬉しさ、ともとれないけれど、

ただその瞬間、涙が止まらなくなった。

自分が怒っているのか、嬉しいのか、安心したのか、

わけが分からなかったけれど

とにかく、人はみんな一人一人、抱えているものがあって

でもそれは全部、つながっているということを

体全体で感じた。

どんなに頭で割り切ろうとしても割り切れないものが

あるんだ。きっと。



浮かんだイメージは、喉に流れ込む液体。

私はそれをごくごくと飲む。

これだ、欲していたのはこれなのだ。

そんなイメージ。


生きていくために必要なものがある。

なくなってしばらくして、

ああやっぱり、あれがないと駄目なんだと気がつく。

気がついたときには自分はボロボロで、

もう生きていけなくなる寸前だったりする。

でもそういう時、ふとまたその必須ドリンクが注がれたりする。

たぶん、それが人生なんだろう。

疲れるけれど、めんどくさいけれど、

それが生きるということなんだろう。

人間が一番傷ついたり一番どん底に落ちるのは

人間によるものだけれど

結局そこから立ち直るのも

やっぱり人間によるものなんだ

という

中学生の時に導いた真理は

本当に真理だと改めて思う

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※ヘッダーの写真は、みんなのフォトギャラリーからぽんずさんのものをお借りしました。

※この日記は、2007年12月12日(当時23歳)の日記を転載したものです。

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