Itasaka RUI
まなざしを丁寧に積み重ねる練習帳
意見をまとめる練習帳 見たもの、読んだもの、聴いたもの、
20190123~ 半麦ハット@淡路 現場レポート+考察
こないだの土日、お花見をした。 尾道に大切な先輩が担当した展望台ができたから。 ついこないだ、旅をテーマにした記事を書いて欲しいと頼まれた。 私にとって旅は、その先輩とした旅だった。 先輩(といっても友達)が、いくつかおすすめのお店を教えてくれた。 一つはお寿司屋さんで、高いのでやめて、 もう一つのラーメン屋さんは、なぜかそのおすすめラーメンだけ販売してなくてやめて、 最後にひとつ教えてくれた、カフェに行った。 インテリアはすごく素朴で、細やかで、置いてある本もとてもよ
最近珍しく、変わったなあと思うことがある、と言っても昨日気づいたくらいなのだけど。 抽象的なもの、に対する考え方が変わってきている というのも、先日とある打ち合わせの会話の中で、抽象的な空間を作るためには、バッファーが必要ということを聞き、確かに、具体的なものを隠すための場所、もしくは結果的にそういう役割をになった別の質の空間が隣に必要だな、と。 いわゆる建築においてそういう役割は、ディテールが担っているところがあると思うが、(神は細部に宿る、だとか)、そういうピラミッドの
いつの間にか、年が明けていて、いつもは気合が入るような1年を振り返るようなことをSNSにしているような気がしているものの、なんだか今年はそんな気分でもなくて。 別に悪い一年だったわけではなく、ただ単に資格試験に落ちて、またそれを来年受けなければいけない憂鬱さがちょっとだけ、スーーっと漂っているだけで、それ以外は特に大きな失敗もなく、新しいチャレンジをたくさんさせてもらえたし、大阪での展示ではゴールドメダルももらったし。 人生で何かの1位になることはないって、ずっと思っていた人
こないだの土曜日、北千住BUOYにて上演されたDr.Holiday Laboratoryという劇団の旗揚げ公演「うららかとルポルタージュ」を観に行った。きっかけは、色々な方面からで(実際に会場にたどり着いてからも、色々な状況での知人が集まっていて驚いた)久しぶりの演劇鑑賞に緊張しながら訪れた。 観ている最中から、聞こえる言葉と目に見えている事物(俳優や舞台上の色々)が自分の頭の中で抱えられる関係性の数のキャパを超えてしまって、全部が等価な情報として目の前に現れるものだから、
最近ご飯を食べた後、仕事に戻りたい時と、寝たいけどまだ時間がある時があって、大抵後者なのだけど、先週はその時間で小説を読んでいた。 「千の扉」と言う柴崎友香さんの小説を読んでいた。 築四十年、巨大な都営住宅で暮し始めた千歳は、ある人探しを頼まれるが……。人々の記憶と戦後七十年間の土地の記憶が交錯する傑作長篇。 と言う内容なので、千歳の物語として進みながらも、節々でかなり頻繁に、団地の他の住人やかつて住んでいた人、住んではいないけどこの団地についての思い出がある人など、の
最近続けて新しくできた建築を見せてもらっていて、このnoteをはじめた頃よりかは随分と頻繁に内覧会にも呼ばれるようになって(ありがとうございます。。)、見させてもらってばっかりだなあ、もやもや、、とばっかりだったので、久しぶりに書いてみようかな、と思った。 新宿ホワイトハウスの庭 / GROUP https://architecturephoto.net/124920/ 真昼に、新大久保でGROUP(https://www.instagram.com/groupateli
こないだ、竜とそばかすの姫を見た感想みたいなやつを書いてたら、なんか筆が進まなくなってやめたまんまになってた。 のでやめて、あたらしいのを書く 最近、仕事(建築)のプロフィールとしていくつか質問されたのだけど、そのなかに「住宅設計で大事にしていること」とかと並んで「好きな音楽」があって。 折坂悠太 とだけ書いた後に、 角銅真実、東郷清丸 と書き足した。 あれ、?これ、一昨年くらいのオッパーラやんか どれもすごい覚えてるし、オッパーラの空間も適度に密な感じも懐かしい。。
今日、すごい休みだった。昨日からかな、 先週末に、お世話になってた大学の先生とご飯した時にちょうど一緒にいた先輩?のOHに誘ってもらい、上野東京ラインを1時間ぐらい揺られて小旅行してきた。そのあとじっくり近況とか、建築のこととか、服屋のこととか話したりして、久しぶりに大学生に戻ったようなあったかい感じがあって楽しかった。 とはいえ、大学の時は、先生に対しては緊張していたし、憧れだからそんなに頬を緩められなかったけど、やっと人生の悩みみたいなのをこないだ話せたからすごい楽になっ
やっと、どうでもいいことを考えられる気がしてきた。 なんとなく、去年から大学の仕事をするようになってから、曜日ごとの予定があったり通勤なんかもするようになって、ルーティンというかな、大学生の時に自宅から大学までの15分程度に歩きながら聞くプレイリストがあったように、BGM的に音楽を聴くようになった。 自宅から大学まではおよそ45分だから、アルバム一枚くらいで、ミニアルバムとかだとちょっと短い。今年は(と言っても去年の秋くらいからかな)、だいたい藤井風だった。ちょうど大学につ
2月が始まった。 2月って、一番自分の中で記憶がない。大学生の時は、春休みで予備校で入試を応援したり、のんびり旅行に出たり、脳みその休養って感じだった。社会人になってからは(なっているのかは置いておいて)、半麦の現場スタートや、タンネラウムと会場構成の現場直前、だったみたいで、手元からものごとが一旦離れている瞬間かもしれない。 今年は、一旦1月で色々終わった。3月から新しく始まる現場の準備や、コンペの締め切りにあくせくしている。けど、なんとなく空白って感じで、この一週間は割と
高円寺で、友人の佐藤熊弥さんが展示をするというので、先日見に行ってきました。彼はタンネラウムの設計で協働したり、私の「絵と空間」に対する考え方にかなりの影響を与えているひとりで、今回もそれに対する考えが広がる展示でした。 今回の展示は、iii architectsという建築家ユニットの内装設計している空間で、着工前の1か月ほどの間、展示空間として開かれた場として用意されたものでした。そこに、熊弥さんが監修として呼ばれ、黒坂さんと奥さんが展示作家として呼ばれた形です。 DM
前回の投稿からすっかり日が経ってしまいました。。校正、製本作業、出荷を終え一息ついていたところで、16日からのアートブックフェアの参加準備をしておりました。アートブックフェアは本日最終日で、この企画に合わせて「サンプル帳S=1:2」というのも作りました! さて、今回は、<川村そら、海乃凧、立石遼太郎>(敬称略)を紹介したいと思います。 川村そらさんサラリーマン どこまでプロフィールを書いて良いのか迷ったので、本に記載したままにしておこうと思います。川村さんは、私の芸大の
予約販売から、2週間がすぎました。毎日届く通知に、喜びと緊張を感じています。今週で、著者校正が終わり、徐々に最終レイアウトに向かっています。 <木村俊介、白須寛規、田野宏昌、大村高広>(敬称略)を紹介したいと思います。本の内容というよりは、簡単なプロフィールをば。 木村俊介さん木村俊介(きむら・しゅんすけ) 建築家https://www.sskkmr.com 2012年多摩美術大学大学院修了 2012年 – 2018年森田一弥建築設計事務所 2018年 studio sh
今日は半年前くらいに書いた「はじめに」の文章を少し書き換える作業をしています。一度書いたことは、読み返すたびに恥ずかしくなって書き換えたくなるものですね。文章を書くことは本当に大変だなあ。でも毎回学びがあるから嫌いではないな。 今回は、この本のメインである「寄稿」について書き始めようと思います。 12人の人から文章をいただいたわけですが、一気に紹介するのも勿体無いので少しずつやっていきます。 寄稿のきっかけ自作を発表したならば、誰かにテキストを書いてもらいたい、と思ったき
販売から4日目、販売予定部数の1/4の予約が入ってちょっと安心しています。。(初版を増やす。。。?兆し。。。?) https://ruiitasaka.theshop.jp/items/33227106 今日は、本を作るために収録した協働設計者である西澤徹夫さんとの対談について書こうかな、と思ってます。 先生でもボスでもなくこの協働にあたっては、質問を多くもらうのですが、半麦ハットにとって西澤さんは私の相談役というのがシンプルかと思います。先生のように、何かを指南してある
昨日書影が公開され、予約販売が開始されました。https://ruiitasaka.theshop.jp/items/33227106 続々と予約が入っており、それだけでモチベーション上がっているのですが、何より半分くらいの方が知り合いでないということに驚いています。こないだ書影を撮った時に、tanukiさん出原さんと話したことでもありますが、本は自分が思いもしなかった人のところにたどり着くのが面白いし嬉しいです。それが醍醐味だなと実感しています。 ふた山今日は、寄稿者