苦手なものに当たり屋する話

どうも皆様ごきげんよう。
良い加減学べよって僕も思う。
嵩音ルイです。

突然ですが、苦手なものってありますか?
僕はいっぱいあります。
わがままなので。

とまぁ軽口はさておき、僕ってやつは結構食の好き嫌いがあるタイプでして。
家のご飯では極力その食材を使わないようにしたり、嫁にその食材を任せて僕は全く触れなかったりなどをしています。

具体的に言うとチーズなどは僕はとても苦手なのですが嫁はチーズがとても大好きらしいので、嫁だけチーズインのご飯にして僕は抜いたりしてます。

細かい好き嫌いは結構あるのですが、その中でも体系的に苦手なものが「辛いもの」でして。
具体的にどれくらいの強度かといわれると、CoCo壱の一辛がややきつい程度の雑魚です。

いや、辛さってそもそも味じゃないし。
痛覚だし。
痛いの嫌だし。
てことは辛いものが好きな人ってM気質なのか!?
とかどうでも良いこと考える程度には苦手。

嫁もそこまで強くないのですが、少なくとも僕よりは強いです。
なので、嫁が「あっ辛いかなこれ」って発言した途端、同じものを食べている僕はギロチンの前に立たされた気分になります。
救ってくれ誰か。頼む。

閑話休題。

かっちりした場とか目上の方がいる場合は苦手なものだろうとかっ喰らってやる気概はある(アレルギーではないため)んですが、普段はわざわざ食べる道理もないため基本避けてます。

避けてるんですけど、たまーに認知が壊れるんですよね。

具体的に言うと、わざわざ辛そうなもの選んで食べちゃう。

コンビニのチョリソーパンとか。
会社の食堂で出てくるエビチリとかヤンニョムチキンとか。
「あ、これならいける気がするな」と選んで挑んでしっかりと返り討ちに遭ってます。

なんでなんでしょうね。
苦手な食材が使われてるものにはとにかく近付かないのに、辛いものになるとなんか「いけるんじゃないか」と認知バイアスがすごい勢いで狂い出すんですよ。

多分原因になんとなく心当たりはあって、成功体験が一度だけあるからですね。
サイゼリアの辛味チキン。
こいつですよ。

この御仁ね、辛くないんです。
いかにも「チーキッキッキッ(笑い声)!ピリ辛の旨みでお前の舌を殺してやるチキねぇ〜!!」みたいな名前してるくせに、いざ食べてみたら辛味なんて全然無くてただの美味しいチキンなんですよ。

もうね、コペルニクス的転回ですよ。

えっ!?いける!?
辛味って名前のくせに食べられる!!

……もしかして、世の中にある辛いご飯って大したことないのでは?

はい、驕りですね。
完全に驕り。

無論、激辛とかそういう世間から見てもヤベェ奴らには近寄る素振りすら見せないんですが。
それでもチョリソーとかエビチリとかヤンニョムチキンとか、なんか一見普通にお出しされてきてるってことはその実そこまで強くないのでは?みたいな面してるやつには擦り寄ってしまう。

もしかしてお前も辛味チキンの友達だったりしない?
辛さの煉獄の中に旨みというオアシスがーーみたいなこと言わずに普通に旨みだけ届けてくれたりしない?

そう思って近付いたら、普通に辛くて殴り飛ばされてるのが僕です。

むしろ辛味チキンみたいなやつが特異点で、世にある赤い調味料(ケチャップ除く)で拵えられた料理ってのはふつう辛いもんなんだぞってことをそろそろ思い出すべきなのでしょう。

いや、それでも僕はまだ戦いたい。
第二の絡みチキンが僕を待っているはずなのだから。

とかいう心境のうちは、ずっと繰り返し続けるんでしょうね。
痛い目を見ないと学べないのでしょうが、喉元過ぎれば何もかも忘れるのが人間だからどうしようもない気がしますね。南無。

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