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過去と未来のサンドイッチ

サンドイッチが食べたいっっ!!!

たまに食べたくなるよね、サンドイッチ。
買おうと思うと少し高いよね。

私は「サンドイッチ」のキーワードを使って1記事書くことで取り敢えず食べた気になろうと思いますが、皆さんはどうぞ美味しいサンドイッチを食べながら読んでくださいね(嫉妬)

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過去に生きる人。
今を生きる人。
未来で生きる人。

観察してると本当にいろんな人がいて、生き様の背景のバリエーションの多さにいつも驚く。悩み方やもがき方も千差万別。

過去に生きる人は、失った何かを取り戻そうとどこか必死だったり、過去の恋愛や体験を引きずったり。

今を生きる人に多いのは、目の前の仕事に奔走しっぱなしだったり、あとさき考えずにとにかく今の自分が楽しければ何でもよかったり。

そして自分をいつも低く見積もって将来の自分に期待や夢を膨らませるばかりで地に足がつかないのが、未来に生きる人だ。

そんな私も散々過去に囚われ、リアルを充実させようとして、未来に夢を見続けた末、改めて「今」を集中して生きることの大切さに気付いた。

ただ、それはやはり危ない。今に集中して何でもかんでも取り敢えず没頭すればいいってもんじゃない。目の前のことをこなすだけでは、気づかぬうちにストレスになってしまったり、自分の望む自分がいつまでもやってこない。だから過去の自分を参考にしながら、どんな自分を目指すのか方向を決めなくてはならない。どこかで自分に向き合わなくては、きっと虚しさをもって終末を迎えることになってしまう。過去と未来、つまり行き先とこれまでの経路を無視することで、人生の迷子になる。

流行り廃りに敏感な人や推し活に夢中になっている人はそういう面で心配になる。学生が「今」にフォーカスするのは、参考になる過去もまだ少なく、未来を描くだけの材料や知識が足りないからだ。

過去を思い出すことをやめて忘れようとしたり無かったことにすることも、未来を鮮明に想像してイメージばかり膨らませるのを諦めてしまうことも、「健全な今」を生きることには繋がらない。

過去と未来は常に、今と隣り合わせ。
自分の中のどんなに遠い過去の記憶も、どんなに遥か未来の理想も、今の私にダイレクトに繋がっていていつでもアクセスができる。常に影響を及ぼしている。なんなら過去から現在、未来までが一本の私のシナリオとして既に完成していて、ただそれをなぞっているんじゃないかとさえ思っている。だからといって人生が退屈なわけじゃない。小説の続きが想像できないのと同じで楽しいものであることは間違いない。それくらい、「今」が過去と未来と密接だってこと。

過去の自分と未来の自分は、今の自分と切り離せるものではないのだから、どんなに忘れたい過去もどんなに望む未来も常に心に整理して留めておいたうえで、今に没頭しなくてはいけない。決して過去の自分や未来の自分を今に持ってきてはいけない。それは小説の半分あたりで余白に落書きしているのと一緒だと思う。たまに過去の自分を参考にし、未来の自分と話し合うだけでいい。

「がむしゃら」と言う言葉があんまり好きじゃない。

「無我夢中」はそこそこかな。

「没頭」が好き。

今のあなたは過去と未来でサンドイッチされている。
彩り鮮やかだ。素朴なパンの小麦色が、あなただけの色を引き立てる。

いただいたサポートは、夢の実現に必要な勉強(空間づくりの勉強になる本や映画の購入、気になるカフェや公共空間へ実際に足を運ぶなど)に投資させていただきます! 吸収した知見はできるだけ記事にして皆さんに還元し、一緒に共有できたらと思ってます。よろしくお願いします!