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理解ができないのは自分が未熟だからかもしれないぞ。



「現実逃避したーい」

昔付き合ってた彼女がよく言ってた。"現実逃避"の4文字を見たり聴いたりすると彼女を思い出すようにプログラムされちゃってるから、また思い出した。

当時は何故か分からないけど少しムカついてたと思う。可愛さに紛れてたから気付かなかったけど、確実にうっすらムカついてた。たぶん、自分の真面目な部分がテキトーに生きているように見える彼女を許せなかったんだと思う。

ディズニーだの、アニメだの、漫画だの。

全力で、楽しそうに僕を振り回す。
その分、嫌なことを本当に嫌そうにこなしてた。

なのに、僕よりよっぽど一歩一歩を着実に進んでいるように見えたし、自分の気持ちに素直になり、これだけしっかり自分の気持ちを振り分けて人間らしく生きる彼女を尊敬できた。


彼女が生きる上での何が辛くて、自分の趣味を「現実逃避」と呼ばなければならなかったのかは分からない。

でも今なら彼女のように、ただの趣味を「現実逃避」と呼ぶことでエスケープ感を強め、現実に戻ってきたときに地に足がしっかり着くのではないだろうか。嫌は嫌でも、はっきりとした負の気持ちを逆に強いエネルギーに変えられる。

自分の気持ちに合わせてうまくコントロールができるならなんだっていいのよ。理解のできない他人の行動をなんでもかんでも否定しちゃいけない。ただ自分が未熟なだけで理解ができていないだけかもしれない。「こいつは一体何をしているんだ」と思ったら、いったん受け止めて考えてから行動に移すといいかもね。

そんなこと言ってるからスピード感ある言動ができる日はいつまでもやってこない。そういうのは他人に任せて生きることにしよ。

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