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デンマークに来て意外だったこと

私はデンマークに8ヶ月の留学経験があり、留学終了後も毎年バケーションでデンマークを訪れています。

そんな私が何度も訪れる間に見えてきた、「へー!」「イメージと違った」と感じたデンマークの意外な事情についてお話したいと思います。


● 思ったより雪がふらず寒くない

デンマークといえば北欧諸国の一つなので、きっとすごく寒くて、冬は雪がたくさん降るんだろうと勝手に想像しワクワクしてました。(冬や雪が好きなんです)

ところが冬になっても一向に雪は降らず。
雨が多く寒いは寒いけれど、想像していたのとは少し違う。

現地の人に「デンマークはいつ雪が積もるの?」と聞くと「デンマークは雪はこんなもんだよ」と言われました。

意外だったのが、デンマークでは雪は数ヶ月に一度稀に降るぐらいでほとんどなく、感覚としては東京と同じくらい。

気温も暖流の関係で、寒くて氷点下前後といったところで、むしろ西ヨーロッパのベルギーに旅行した時の方が寒かったです。

他の北欧の国はもっと寒くなりますが、デンマークは北欧だからといってものすごく寒いわけではないようです。


● 寿司レストランがたくさんある

寿司レストランは海外で増えてきていますが、デンマークにはそこまで浸透していないと思っていました。デンマークはアジア系の移民が多くないため、そこまで需要がないと思っていたからです。

ですが何度も訪れる中でデンマークのいろんな地域に行ってみると「SUSHI」の看板をよく見かけたり、寿司レストランだらけの区域があったり、予想より認知度が高く人気があることを知りました!

意外にも日本食(というか寿司?)を食べる人が一定数いるんだなと思いました。

ただし、そのほとんどは日本人経営ではない”SUSHI”レストランです。
”SASHIMI ○○ pieces”というメニュー名のお造りのようなものもあったりしますが、日本人が期待する日本食や新鮮な寿司は出ないので、値段を見て考えましょう・・・。(デンマークは日本に比べて外食が恐ろしく高い)

*コペンハーゲンに私の知る限り1店舗だけ、日本人の方が経営している「RESTAURANT TOKYO」という本当の日本食が出てくるレストランがあります。留学していた時何度か行って感動しました。。唯一通っている所で、デンマーク人にも人気のようでおすすめです!



● デンマーク人は落ち着いている

デンマークの人たちは北欧の中では一番陽気と聞いていましたが、多くのデンマーク人に会う中で、実際は想像よりも落ち着いた印象があると感じます。
第一印象が穏やかな雰囲気の方に出会うことが多く、デンマーク人を見ると「背が高くて大人っぽいなー」といつも思います。

(オリンピックの開会式を見ていた時も「デンマーク人、やっぱり大人っぽい!」と思ってしまったのは私の先入観でしょうか笑)

これは私がデンマークを好きな理由の一つでもあります。
彼らの常に落ち着いた雰囲気が、外国人の私にも安心感を与えてくれる気がします。

おそらく教育の質の高さや、高福祉による国民の安心感からきているのかなと個人的に思います。デンマーク語が大きい音や抑揚が少ないサウンドだから、というのも理由かもしれません。

親しくなるとチャーミングで楽しい一面もあるのでまたイメージは変わりますが、
初対面の時のテンションが日本と少し似ている気がするので、日本人にとっては安心感がありますね。



● かなりのデジタル先進国だった

デンマークは行ってみると日本よりずっと進んだデジタル先進国でした。

例えばお金の話。
北欧はカード社会とよく聞きますが、「ここまで現金が使えないとは!」と思うほど、現金を使う機会が少ないです。

日本のように1万円札をランチやコンビニで出しても、「お釣りがない」と言われてしまう。
はじめはその勝手を知らず、「なんでこんなに現金が使えないんだ?」「せっかく両替したのに使える場所がない・・・」と不満に思いましたが、徐々にこれがデジタル先進国のデンマークのシステムなんだとわかりました。

そのため今ではデンマークに行く時は、現金はあくまで保険として持っておき、支払いにはクレジットカードしか使わないようになりました。

デンマーク人はカードすら出さず電子マネーで会計する人も多いです。
私はカードと現金両方使いたい派なので、アナログな人間には逆に不便だなと思ってしまいますが・・・郷に入れば郷に従うですね。

他にも、重要な手続きがペーパーレスになっていたり、対面での受付がほとんどなかったり、デンマークの社会システムはデジタルベースになっています。

デンマークや北欧に行くときは、現金はなるべく小さい単位で両替してもらうか、カードだけ何枚か持っておいた方がベターです!



● デンマークは国旗が大好き

意外というわけではないですが、デンマーク人は自国の国旗が大好きです。
街のあちこちでデンマーク国旗🇩🇰を見かけます。

サイズはさまざまでも一般家庭に必ず一つはあり、誰かの誕生日があれば一日中国旗を掲げ、「営業中」のサインとして国旗を出しているお店も多いです。

デンマークでは冬の間閉めているお店が多いですが、3月のイースター時期になると営業再開し始め、「春が来た!」と言わんばかりにデンマーク中が国旗だらけになるのが微笑ましいです。

日本では国旗を持っていること自体が珍しかったり式典でしか見ることがないので、国旗に対するイメージが全く違うことに少し驚きました。
「愛国心が特別強い」「自分達の国はすごい」と言った傲慢な気持ちからではなく、単純に自国の国旗を愛しているというのは可愛らしく、素敵だなと思います。



以上、私が感じたデンマークの意外な事情でした。
これからもデンマークに行けば新しい一面が出てくると思うので、また面白いエピソードがあればご紹介します!

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