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五島美術館 と 稲荷丸古墳

2023年5月13日から6月18日まで、五島美術館で近代の日本画展が展観されるというので、行ってみました。駒沢公園から駒沢通りを玉川方面走る時に近くは行ってみたことあるんですけどね、流石にいかにもなランナーな格好して寄り道してる感じで美術館に入るのも悪いですから(苦笑)、実際行くのは初めてです。

この日は夢の島の陸上競技場での大会サポート後なので、新木場からりんかい線→東急大井町線に乗り換えて行く。

東急大井町線 上野毛駅から徒歩5分なのですが、特に駅からの案内看板があるわけでもなく、住宅地を抜ける形で行かなければならない。基本的には公共交通機関での来館になるのでしょうが、みんな迷わず行けるのでしょうか?

九條様のこちらの記事が良かったので、そして「博物館の」とタイトルされていますが、当然美術館にも通用するので、今回もこちらを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

川端龍子「武将拝朝図」と横山大観「達磨」を目指します。

お庭。裏から見たところ。


第一展示室に日本画が展示されているのですが、まず愛染明王坐像とご対面できるのが、いい。
川端龍子や横山大観の他に気に入ったのは
寺崎広業「夏のひととき」「寒山拾得」
安田靱彦「菊慈童」。

当然なんでしょうけど、日本画って隣国の故事や伝承を題材にしたものも、改めてたくさんありますね。寒山寺は近くまで行ったけど行かなかった寺やな‥

第二展示室は棟方志功でした。

館内は当然撮影禁止ですから撮れません。
館内のスタッフさんは、いわゆる私服というか、来館した人たちと同じような格好でちょっと区別がつきづらい。なんでいきなりこの人ガラス吹いてるんだ?と思ったらネームプレートしてたり。

そして庭がですね、面白かった。

なんか奈良の明日香村にありそうな石像ではないですか。
庭の中に古墳が。

世田谷の西部、上野毛や等々力あたりは意外にも野毛古墳群を有する古墳地域でもあるんですが、この五島美術館の敷地と稲荷丸北遺跡は重なるそうです。竪穴住居跡も発見されたりしているようで、なかなか面白いですね。

庭園内は下り基調。美術館の敷地は結構な斜面地。

庭はけっこう広いです。走り仲間ならトレイルの練習か、終わらない鬼ごっこに使いたいと言いかねない。そういうことがしたい人は、この近くなら砧公園に行こう。

走り屋は走りたい衝動を自粛しましょう。
ちょっと池が濁っている。
道があちこちわかれてわくわくする。
都内の美術館の庭に、たくさんの石仏。

たくさんの石仏地点を振り返ると、駒沢通り。現世に戻ります。出口専用の扉があるので、受付に置いてあった道順案内の紙に沿って二子玉川駅まで。行きは上野毛駅、帰りは二子玉川駅を使うというのがモデルコースの一つなのかもしれない。

館内は混み合っているというほどではないにしろ、それなりに人がいましたが、それに比べると庭園内の人口は少なめだった気がします。庭園だけを入園するということもできるようです。
世田谷区は地図で見ると、都内では面積の広い区であることがわかります。いろいろなものが埋まってもいる地域なのですね。

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