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【近況報告】株式会社sci-bone(と宮澤)の半年

こんにちは!株式会社sci-bone代表の宮澤です。

今年2月に、株式会社sci-boneを立ち上げ、本格的に事業を推進するために上京し、約半年が経ちました。最近、弊社の活動のこと、代表宮澤のことをあまり発信できていなかったので、この機会に一気に半年を振り返ります。

【株式会社sci-bone】
動作習得・改善に特化した、振動を用いて感覚的に正しい動きがわかるウェアラブルデバイスの研究開発やモーションデータ解析を行う。TOKYO STARTUP GATEWAY2021や信州ベンチャーコンテストでの受賞をきっかけに、2022年2月に設立。今回はその後のお話。

4月:上京

3月に起業家万博や中日ドラゴンズスタートアップピッチに登壇し、フェーズの進んだスタートアップと競い、アイデアレベルの事業計画ではなく、実際に事業を推進しなくてはいけないと強く感じ上京。

事業の土台作り

まずは、自分の生活を固めつつ、事業の土台を作っていくために、事業計画の作成や不足しているスキルを補うメンバーのジョイン、サポートいただけるアクセラレータープログラムの採択を目指し、活動をスタート。

宮澤自身が複数の企業でほぼフルタイムで働くことになり、自分の事業に費やせる時間は週40時間ほど。

事業計画の作成、メンバーの募集、アクセラへの応募等するも手応えを感じられず。。。

【4月の宮澤】

・研究機関やベンチャー企業で働き始めました
・ランニングシェアハウスに住み始めました
・ランニング再開しました


5月・6月:メンバーのジョインと手応えのない日々

メンバーのジョイン

4月に行った募集や若干のメディア露出のおかげもあってか、現在のチームメンバーのほとんどがこのタイミングでジョイン。

メンバーが増えたことで、事業が順調に加速するかと思いきや、課題も多く見つかり、一旦事業のスピードを落とすことに。。。

VC面談やアクセラレータープログラムの選考では厳しい評価

このころは、シードでの資金調達を見据えて、VCとの面談をしたり、実証までセットのアクセラレータープログラムの選考に応募したりしていました。

この段階で感じたのは、スポーツ(特にランニング)という限られた用途だけでは、自社の技術を活用できなかったり、十分な市場がないとフィードバックを受けることが多かったです。また、技術自体も十分な検証が行えておらず、まだ投資を受けられる状態ではありませんでした。

【5月・6月の宮澤】

・28歳になりました
・様々なランニングの大会に出場しました
・6月の後半に体調不良のため走れなくなりました

7月:事業計画の再構築

KOIL STARTUP PROGRAM 2022に採択されました

7月になると、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)を中心に行われる、KOIL STARTUP PROGRAM 2022に採択され、6ヶ月間のTEPメンターのサポートを受けられることになりました。また、将来的に柏の葉スマートシティでの検証も視野に入れることができ、事業が進みだすきっかけとなりました。

事業計画の再構築

KOIL STARTUP PROGRAM 2022のサポートの一つである、TEPビジネスプラン作成セミナーに参加し、1ヶ月間みっちり事業計画の再構築をすることになりました。スポーツ分野を中心に展開するところから、一度完全に崩し、事業計画を再構築する段階でなかなかまとまらず、初回のピッチでは非常に悪い評価となり、苦しい期間を過ごしました。

この1ヶ月間で、ヒアリングやアンケート調査を行い、ターゲットをスポーツ中心だったところから、高齢者をターゲットとした歩行を加えたこと、取得したモーションデータを活用・還元する仕組みを組み込むこと等、新たに決まりました。

【7月の宮澤】

・エアコンの除湿モードにハマりました(いいよね、除湿)

8月:若干の手応えと計測の開始

ピッチでの受賞

7月に再構築した事業計画をもとに、ピッチの内容を大きく変更し、審査ありのイベントに参加し、最優秀賞の受賞や高評価を得ることができました。まだまだ、事業計画自体は粗いものの、方向性としては間違っていないことを確認できました。

↑詳細なことは書けませんが、最終プレゼンで最優秀賞を受賞できました

↑受賞はしていませんが、得点では2位

計測の準備

シーズを確立する上で、大量のモーションデータが必要となり、計測するために必要な資金を補助金の審査や賞金付きコンペで獲得し、計測の準備を進めました。計測に関して、一部長野県の”おためしナガノ”の制度を使い、長野県東御市を中心に2拠点生活、大学時代を過ごした東信地域での計測・ヒアリングを行うことが決まりました。

【8月の宮澤】

・坊主(3mm)にしました
・外で計測しすぎて日焼けしました
・富士山に登りました
外見が大きく変わった1ヶ月でした

9月:プロダクト開発開始

モーションデータ計測

詳細なことは記載しませんが、モーションキャプチャウェアを用いて、ランニングや歩行を中心にモーションデータを取得していきます。計測自体は15分弱とモーションデータ取得にしては簡単ですので、長野県や関東圏で興味のある方は是非、お声がけください!

ヒアリング

モーションデータの計測をしながら、動作に関する課題についても、お話聞ければと思います。ランニングや歩行に限らず、どんな動作でも良いので、困っていることあれば、お話聞ければと思います。

【9月の宮澤】

・長野県と東京の2拠点生活を始めます
・モーションデータ計測したい人がいれば、近くにいればすぐいきます

10月〜:コア技術の確立と事業の成長

計測データの解析

取得したデータの解析、モデルの構築を行い、社内に解析ノウハウを蓄積していく予定です。構築したモデルを用いて、デバイス・アプリを開発していきます。

プロダクトの開発開始

振動フィードバックの初期検証の実施、スマートフォンアプリの開発も10月から始めます。多分、宮澤がとりあえずプロトタイプの開発をやると思われます。

CTOのジョイン

IoT関連の製品開発や研究経験のあるCTOがジョインします(未定)。
おそらく、10月にはもっと、マネジメント経験があり、ロボット工学や制御工学専攻で、iOS・android、AI、通信等が少しだけわかる方がCTOとしてジョインしてほしくなっています。
しかも、ちょっとだけ走る方です。
これ、自分のことなんじゃないかと思われた方、是非一緒にやりましょう!

まとめ

上京してから、いろいろ苦戦しながらも、なんとか事業を進めていっております。直近では、長野・関東圏でのモーションデータ計測・ヒアリングを実施していきますので、ぜひ興味ある方はお声がけください!



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