見出し画像

最高のキノコ狩りと自然と一体化するサウナを体験する人生か、しない人生かの話-長野旅その②-

黒瀬駅に到着し、宿泊先のゲストハウスLAMPの方と美食倶楽部の本間さんがお出迎え。シラフでは人見知りする僕は知らない人多めでドキドキ。

お出迎えの車に乗り、駅前から山の方へ10分ほど。普段東京では見かけない自然いっぱいでウキウキ。まるで都会人っぽい言い方だが、根は三重の田舎者。

山の中の道を走りながら、見えてきたのは左手に広大な湖!

そしてLAMPに到着し、車から降りてすぐ

野尻湖!

画像1

でかいっぽい!建物の奥にチラ見する湖。焦らすねぇ。

湖に気を取られ後ろを振り向くと、宿泊先LAMPが!

画像6

着いてからは荷物おいたり、宿泊手続きとかあったけど、目の前の湖のでかさが気になって、一人でこそっと野尻湖を見に行くと

画像2

でかい!めちゃでかい!心の中では「ヤッホー」!

*ここからたまに同行していたプロのカメラマンの写真を使います*

画像3

湖だけでなく、空もでかい。自然だねぇ、さすが長野。

画像4

落ち葉も秋を感じで、紅葉も黄色い。プロだねぇ、さすがプロの写真。

外にずっといるとキノコ狩りの前にお散歩をずっとしてしまいそうなので、ゲストハウスに戻ることに。

LAMPの中はいちいちおしゃれ。ゲストハウスって勝手なイメージ野暮ったい感じなのかなと思ってたんですが、

ウッドベースの室内。木のぬくもりをめっちゃ感じる。

画像7

白熱電球の暖かさとドライフラワーの優しさ。そして、スタッフの機敏さ。

画像8

壁にはスタッフの写真とLAMPの写真。アットホーム、普通のホテルではこうはないね。

画像9

ランプに書かれたLAMP。「BEST OUTDOOR PLACE」って、もう言わんでも分かってるって!

画像5

LAMP内をウロウロしてるといつの間にか出発時間に。居心地のよさにこのままビール飲んで昼寝したいと思ってしまったが、本目的はキノコ狩り。

この道40年(たしか)の"伝説のキノコ狩りハンター"ヨシさんが出発前にキノコや山の話を色々してくださり、テンション上がる。

画像10

参加者は9名、レンジャー3名、車2台に乗り込み山の方に10分ほど。

画像11

いい歳した大人達のこのソワソワ感よ。クワガタを取りに行く少年のように。

さぁ、冒険の始まりだ!

画像12

第一の難関、急な下り坂。これからこんなハードな道なのかと心配になったけど、唯一の難関だった。

ただ僕にとっての難関はこの下り坂ではなく、電波が繋がらないことだった・・・。スマホ中毒者にとってはきつい。。。

まるで、ジブリの世界に出てきそうな植物の中を恐る恐る突き進むと最初に出会ったのは、いきなりの大物。

画像13

ヒラタケ!

肉厚でお鍋に入れると美味しいですよねー。

画像14

こんなんいきなり見つけたら笑顔になりますよ。怪しいキノコ食べてテンション上がってるわけじゃないですからね、別に。

画像15

みんなでバラバラになってキノコを探しますが、キノコを見つけたらみんな集まってシェア。

画像16

今回のレンジャーリーダーのユウさんが一つ一つ丁寧に教えてくれます。キノコは基本は、死んだ木に生えて、その木の種類によって生えるキノコが違うそうです。「木の子」ですからね。

なので、倒木に生えてることが多いのです。

でもですね、この説明してくれた後にこれを見て、テンションめちゃ上がりましたよ。

ドンッ!

画像17

キノコのタワマン!

台風の影響で一部が折れて立ったまま枯れてしまった木に生えてました。ムサコのマンションと違って生命力ある。ちなみにこちらのキノコはムキタケと言って手で剥きやすいからムキタケっていうんですって。

倒木だけじゃなくて、こういう折れた木を探すってのもポイントらしい。

次に見つけてびっくりしたのが、こちら。

ドンッ!

画像18

なんだと思います?なんと!

ナメタケ!

スーパーで見かけるナメタケの何倍もあります。スーパーのナメタケは赤ちゃんらしいです。後ほど見つけた赤ちゃんナメタケはこちら。

画像19

あーかわいい。そういえばこんなの育てるゲームあったなぁと思いつつ。

全てのキノコがもちろん食べれる訳ではなく、

画像20

このバームクーヘンみたいなキノコは硬くて食べれないそうです。名前は忘れた。

山にある7割くらいのキノコは名前がわからないそうで、名前のわからないものは食べないというルール。

ヒダやカサ、柄など色々な部位を見て複合的に見て何キノコかというのを判断するらしいので、何かがかけていると何キノコかが判断できづらいらしい。深い。

そして今回の大物、これがこの時期に出るのは珍しいらしく、そしてこんなキノコ見たこともなく・・・

ドンッ!

画像21

ハナビラタケ!

この写真じゃあ伝わりづらいので、

画像22

大人の両手で持っても溢れ出る大きさ。白髪のアフロみたいですね。

一つ一つのキノコの感動を書きたいけど、長くなりそうなのでこちらにダイジェストを↓

来た道を帰り、唯一の難関の坂を上がり2時間ぶりにスマホの電波が戻り一安心。ただ電波なんか気にしてないくらい夢中だったのだ。

画像23

みんなで取ったキノコを一つのテーブルにだし、ヨシさんと共にキノコを種類に分ける。「食べれない」って言われたたやつも入れてるヤンチャ坊主もいるので。

これはチャナメツムタケだっけな。これが一番採れてた。

画像24

時期や場所、広葉樹か針葉樹かなどによって採れるキノコもまちまちだとか。このキノコを塩水で1-2時間つけて中の虫をとります。あさりの砂抜きみたいですね。

あたりはいつのまにか夕暮れに。

画像25

夕暮れをじっと見たかったけど、お土産買うための道の駅がもう閉まりそうだったので、一瞬。自分へのお土産大事、人の買ってないアルヨ。

日も落ちて、あたりは真っ暗。LAMPのテラスで焚き火をして、サーモンのわら焼きを。わら焼きマスターがパタパタと藁を焼く。

画像26

画像27

LAPMの料理長に水で締めてもらい、待望のキノコは室内でキノコ鍋にすることに。

採れたキノコがテーブルの上に全部並んで、総勢17種類!

これぞ、キノコオールスターズ!

画像28

この時期はラストシーズンなので10種類採れるか採れないかくらいらしく、我々はキノコ運が良かったようで。

キノコ鍋以外にも2チームに分かれて、簡単にキノコ料理をその場で即席。

エプロン持ってこいって言われたのにいつも通り忘れる僕は、Tシャツでご飯感を出しておきました。食系イベントには食Tシャツでよく合わせるんですよ。

画像29

このTシャツをわざわざ選ぶくらいなら、ちゃんとエプロン持ってこいよってツッコミは禁止。

みんなで作るの楽しいですねぇ。キャンプみたい。

鍋で出汁を煮て、そこにキノコを投入。

画像30

蓋をして10分待って煮込む。

そして、ソワソワ待ってる間にユウさんから悪魔の囁きが。

画像31

ユウさん「キノコの炊き込みご飯も作ってます」

一同「おおおおおおおお!」

ユウさん「ただ、食べるのは待ちましょう!」

一同「なんですと!?」

暴動が起こりそうなくらいの衝撃。ここは長野。

ユウさん「これを最後に鍋に入れると雑炊になって、キノコの味がさらに引きあがる」

一同「うぉおおおおおおお!」

なんて悪魔的な提案なのだ。。。待つしかない。

そうこう言ってるうちに10分たち、禁断の蓋を開けると

画像32

柔らかそう・・・。もうなんのキノコかわからなくなったけど。

なんのキノコかわからなくなったけど、一つ一つ味が違うんですよね。味の濃さがスーパーで買うのより濃い。全然違う。

ヨシさんが言ってました、キノコは採取した瞬間から子孫を残すため胞子を出し始めてすぐに劣化するって。採れたてキノコってこんなにうまいんだ。

ukkaで買った産地直送の春しいたけのうまさも衝撃的だったけど、新鮮なキノコのうまさよ。春しいたけも採れたてはもっとうまいんだろうなぁ。

キノコ鍋も2周すると、1周目のキノコ出汁があり、また違った深い味わいに。身体にキノコが染み渡る。

うまい料理があれば、お酒も進む。

うまい料理があれば、会話も進む。

画像33

もうこんな感じですよ。9割おじさんでも盛り上がります!キノコさいこー!

そして、もう一つのお楽しみ。

ここから楽しくて写真を撮るのを忘れておりました、そうなんです。

*ここからはネットから拾ってきたイメージ写真と公式ページの写真でご想像ください*

宿泊の部屋で水着に着替え、そのまま外へ。

画像34

小屋!

画像35

火!

画像36

裸のおっさん!

そう、サウナです!フィンランド式の本格サウナです。テレビとかそういうのはなく、ひたすら暑い中で薪の音と熱風を浴び、薄暗い中で薪の明かりを見ながら今日のキノコ狩りの話など、色々と。

そして暑くなったら、外にある水風呂に入り、満点の星空で外気浴。

スクリーンショット 2019-11-22 16.37.42

(写真は https://maduro-online.jp/1834 より)

なんだろ?火照った体が水風呂で締まり、心臓の鼓動がトクトク聞こえる中で星空を見てると自然と一体になった感じは。このまま宇宙に言ってしまいそう。

これを贅沢と言わずしてなんというか。

そして2週目はなんと・・・

さらに自然と一体化。

画像38

(写真はhttps://www.danshihack.com/2014/11/23/junp/lamp-nojiri.html より )

水風呂を野尻湖にドバンッ!

気持ちいいっていうか、なんか少年に戻った感じの冒険感が楽しい!めっちゃ冷たかったけど笑いが絶えなかった。

あー、最高やん。少年のような心で大人の遊び。大人の遊びはいかに全力で楽しむか。

いくつになっても遊び尽くしてる大人はかっこいい。

生産者の元に行く楽しさも久しぶりに感じたので、早速来月は熊本に海苔漁師さんとみかん農家さんに会ってきます。

そしてサウナはこれから行ってきますよっと。

美食倶楽部、こう行った食の体験もこれから色々あるみたいなのでご興味ある方は是非。僕もこれから関わって行こうかなと思ってます。



サポートいただいた資金は、これからのpolca/polca食堂の活動の資金に活用させていただきます。これからも、いっぱい頑張ります!!!