VGBL担当パート解説 ③「バトルモード・アリーナ×鈴木爆発」
↑の裏話です。
説明が必要な動画だと思うので、自パートの解説をしようと思います。
解説①「USED TO ROCK’N’ROLL×メタルウルフカオス」
解説②「Popcorn（後半）×魔導物語」
解説③「バトルモード・アリーナ×鈴木爆発」←今ここ！
解説④「Anything Goes!（序盤、終盤）×ゲーム天国」
使用ゲームは初代PSにてエニックスより発売された爆弾解体パズルゲーム、「鈴木爆発」にしました。ドラクエで有名なエニックスですが、この時期はちょくちょく変なゲームを作るサードパーティの受け口になっていたりします。せがれいじりとか、スーパーギャルデリックアワーとか…。
ボンバーマンRの曲なので、爆弾が題材になっているものにしたい
実写を使用したゲームのパートがあったらこの合作の雰囲気に合いそう
ムービーのバリエーションが多いので、展開の多い曲調にはめ込みやすそう
昔やり込んだゲームだったので、楽しく作れるかも
あたりが主な選考理由です。
ゲームもメドレー音源も前パートもやりたい放題だったので、シュールな雰囲気を全面に押し出して最後に解体失敗して爆破させることにしました。音MADLIVEの最後すぎというコメントが付いているのを見て、後になってしまった！ってなっちゃいました。これ言われてから、自分でもそれすぎって思うようになっちゃったのが悔しすぎる…。
解体手順を完全に忘れていたので攻略本を見ながらキャプチャを半日、編集時間は音声映像含めて3～4時間ぐらいだった気がします。一番気軽に作れました。
このゲームはリリー・フランキー、YOU、YOU THE ROCK★、春一番などのタレント出演も多いので、この部分使ったら視聴者受けも良くなるかな～とも思ったんですが、どうせコメントなどで触れられるならゲームの雰囲気に触れてほしいかなあと考え直したので省きました。
自然に絡めれるネタが思いつかなかっただけではあるんですが、最終的にゴチャ付かない形になったと思うので良かったです。
音声に関して
盛り上がりつつも無機質な雰囲気を残したかったので、ゲーム内BGMと効果音で音合わせしたぐらい。担当パートどころか、多分この合作内の音声で一番時間掛かってないと思います。
爆発部分は見せ場だったので、ディストーション掛けたりドラムを足したりしました。全体的にめっちゃ適当です。
音声まとめで色々弄って貰ったおかげで展開にキレが生まれたのが本当にありがたかった…。
映像に関して
元のムービーの動かし方が本当に素晴らしいのでそのまま使った所が多いです。
動きのない箇所にエフェクトを掛ける時もあったのですが、その時も可能な限りゲーム内のムービーっぽい編集になるよう心掛けました。サブリミナルが入ったり、人物だけグリッチやブラーが掛かったり…など。
ブレを付ける際、AEのウィグルやランダムで動きをつけるだけだと元のゲームみたいにならなかったので、同じ画面を透明度20～30%間で変動するフッテージを作成し、それを手打ちで動かしました。ゴリ押しですが細かな調整をする時融通が利くのが良かったです。
エンターテイナーパートで彩崎ゆうが月に向かうので、爆弾：月のカットも入れています。伏線っていうほどではないんですが、合作内でささやかな繋がりがあると嬉しくなります。
これぐらいかなあ。とりあえず変な雰囲気のゲームだなあということが伝われば。
鈴木爆発は地味に入手しづらいゲームです。ゲームアーカイブス等にも出ていないのでソフトを購入する以外にプレイ手段はありません。
買えないレベルの値段って程ではないですが、現在は4000～5000円ぐらいが相場だと思います。所謂プチレア。
爆弾解体という緊迫した設定に、全体を纏ったシュールな雰囲気と唐突すぎる展開が脱力感を生み出していていい塩梅です。解体パズルも純粋に面白いので、初代PSのプレイ環境が整っている方は機会がありましたらぜひ。