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VGBL担当パート解説 ②「Popcorn(後半)×魔導物語」

↑の裏話です。
説明が必要な動画だと思うので、自パートの解説をしようと思います。

解説①「USED TO ROCK’N’ROLL×メタルウルフカオス」
解説②「Popcorn(後半)×魔導物語」←今ここ!
解説③「バトルモード・アリーナ×鈴木爆発」
解説④「Anything Goes!(序盤、終盤)×ゲーム天国」


やりたかったこととしては、このパートをテトリス / ぷよぷよ という構図にしておいて、それぞれに繋がりがあるゲームをチョイスしてぶち込む…というもの。というわけで、使用ゲームは「魔導物語」シリーズにしました。

『魔導物語』(まどうものがたり)は、コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られる。

ぷよぷよMADは数あれど、魔導物語MADなんてものは自分は見たことがなかったので、かましと同時にちょっとした冒険でもありました。明らかにMAD映えしないゲームなのは百も承知だったので。
とはいえ自分はMSX2~PC98時代のコンパイル作品がとても好きなので、この題材でやれることになった時はとてもテンションが上りました。

↑パート内で使ったシリーズ作品

コンシューマーゲームのレギュレーションに該当するのは上記8作品。これらを律儀にクリアまで一通りプレイした様子をキャプチャしたんですが、超大変でした。
本筋の魔導シリーズってそこまでプレイ時間が掛からない内容だし、いけるっしょ!とか考えていましたが、ゲームギア版の1ですら4時間弱掛かってしまったので見通しが甘かったです…。
特にサターンの魔導物語はウィザードリィ方式ではないコマンドRPGなので、プレイ時間が最終的に20時間を越えてしまいました…。全部の収録が終わった頃にはキャプチャを始めてから3週間が経過してしまっていました。

サターン版はこんな感じ。オーソドックスなRPGです。

使いそうな部分だけ録れれば全部収録する必要ってないのでは?と言われればそれまでなんですが、ここまでやったしせっかくなら最後までやりたいな…という欲求には勝つことが出来ませんでした。PCエンジン版以外は再プレイだったので、思い出をほじくり返すようで楽しくなっちゃった、というのが大きかったと思います。(PCエンジン版はこの合作をやるまで開封していなかった。)

欲を言えばMSXやPC98で出ている魔導物語シリーズのネタもいっぱい入れたかったんですが、家庭用という定義に反するということで泣く泣くポシャっています。
グロ魔導と呼ばれるやたら等身が高いPC98版初代、他のコンパイル作品からの小ネタも随所に散らばっているA・R・Sシリーズ、実質魔導物語4とも呼ばれているはちゃめちゃ期末試験、その他ディスクステーションに収録されている短編ゲームの数々…どれも思い入れのあるものばかりなのですが、上記8作品だけでも大変な思いをしたのでこれらも含めていたら更なる地獄を見ていたと思います。なので、規約に救われました。

音声に関して
システムに合わせて、「ダイアキュート」→「ダダイアキュート」「アアアイスストーム」(※1)と台詞を配置しているんですが、ただボイスの頭を連続させただけだと元のゲームっぽい音響にならなかったので、そこも含めてゲームの方で同じ状況にして収録したりしました。
※1魔導物語シリーズでは、ダイアキュートは次の行動の火力を増幅する魔法。使用した後に使う魔法ボイスは上記のように頭を繰り返して発音するようになる。
一番最後のSEGAロゴが降ってくる音だけはぷよぷよ通(メガドライブ版)のリザルトから取ってきています。このSEが好きなのと、申し訳程度のぷよぷよ要素を入れたかったので。

上記のような入れたいネタに合わせて台詞を無造作に置くということを繰り返しただけなので、これまた特別なこと何もしていないです。ハードによる音質の悪さを活かしたかったので、低音削るぐらいの処理しかしていない気がする。
owataxさんがまとめでいい感じのmixにしてくれたので、この辺のバランスは提出時点でもうちょっとしっかり作り込めばよかったなぁと反省。

映像に関して
テトリスパートがスプライトオンリー+バトルドームリスペクトという構成だったので、こちらはその真逆の作りで行こうとプレイ動画オンリーで構築という流れにしました。
エフェクトをブラー以外一切掛けていないです。加えて9秒しか尺がないので、出力が歴代最速レベルでした。普段自分が作る映像って色調を補正しまくっているので、逆に新感覚でした。
出したい画面出しまくった!というだけなので、メタルウルフカオス以上に言う事がないです…。ちょっとメガドラ版の比率が多くなっちゃったかもという反省はあるかも。

これぐらいかなあ。キャプチャが作業時間の9割以上を占めています。ゲームギアをこんなに触ったの久々でした。
魔導物語シリーズは全体を見ると入手困難なものが多いんですが、家庭用ってなるとゲームギア版などは割と容易に入手できます。メガドラ版もミニに収録されているので遊びやすいです。
1-2-3&A・R・Sというものがちょっと前までプロジェクトEGGから出ていたので、おすすめにうってつけだったんですが…販売終了しちゃったんですよね…。

一応今年の12月末まではこれが購入可能なので、気になる方はぜひ。はめきんを始めとするwin95系、サターン版、PCエンジン版などが入ってないのはちょっと悲しくはありますが…。権利の関係とかなんですかね~。