問題を複雑化させているのは自分自身?

こんにちは、薄口読書感想文の時間です。最近はkindleさまさまで読書のスピードが通常よりぐっとアップしてます。でも、ついついなじみ深い紙の本を買ってしまってる何冊かもあるので、そっちもそろそろ読まないとな~とか思っています。

さて早速本題に入りましょう。

今回読んだのは中土井僚さんの「マネジメント・シフト」という本?小冊子?です。kindleで読んだんですが、たしかにページ数も少ないし、本の最後には「この小冊子をオススメします」と書いてあったので、小冊子なんでしょう。中土井さんと言えば以前読書感想文を書いたU理論の本を何冊も出されてる方ですね。知らないうちに僕のkindleのライブラリに入っていたので、おそらく中土井さんの名前をみつけてぽちってたんだと思います。

本のタイトルは「マネジメント・シフト」となっていますが、内容のポイントは1対1のコミュニケーションに”認知の壁”があることで引き起こされる諸問題ということかなと思います。内容はビジネスシーンでのあるあるを事例として、マネジメント側がどう考えてどう行動するか、そしてそれを受けて部下がどのように感じどのように反応するか。僕はマネジメント側になったことはないので、そこについては想像の域をでませんが、少なくとも部下についてはめっちゃわかる!てなりました。

言葉や行動と人の思考とのギャップが相手にきちんと伝わっているかというと全然伝わっていないんですよね。頭の中で「要するにこう」「どうせむり」とか決めつけやあきらめがあったりして相手の目線から考えることができてないんですよね(自戒)。だからそれに対する反応も違ったものになるし、その反応も・・・と悪循環に入ってしまう。

つまるところ様々な問題を複雑化させている原因は”人間関係の問題”??ってなりました。本を読んだことはないけどなんだかアドラー心理学的なこと??アドラー心理学については今度読んでみよう。

それはさておき、後半の方ではマネジメント・シフトを起こすための自分自身の行動変容について説明があります。観察と内省、自己開示という内容です。これ、自分自身で実践するとなるとめちゃくちゃエネルギーいるなと思いました。僕だけなのかな。

観察や内省はまだしも、僕にとって自己開示するってとてもエネルギーがいることだなと思いました。過去に上手にコミュニケーションが取れなかった相手と今から改善し良い関係を作ると考えた時、どうしても同じ世界線にいないような気がしてしまい、一歩を踏み出すことができないのです。僕が普段リアルでコミュニケーションが取れる人は基本的に良い人だと思うんですが、その人だけはどうしてもだめなんですよね。それ以外の人でも、自分のほんとにコアの部分を開示するとなるとやっぱりドキドキしてしまいます。

ただ、ここに出てきた事例の中で近いことが最近、身近であったのを思い出したので、そうなんだろうなとも思いました。


以前感想文を書いたU理論について、今回の本を読んだ今ならもう少し理解できる気がしてるので、もう一度読み直してみようと思います。こちらは紙で手元にある本なのでkindle読み上げの裏技が使えないのが残念ですが、今ならいける気がします。

さてとりとめのない内容になってしまいましたが、「マネジメント・シフト」は軽く読めますし、事例も皆さん身近なものですので、上司部下の関係で悩んでる方は一度読んで見られると面白いかもしれません。

僕的にはビジネスシーンだけでなく、スポーツチームや仲良しグループとかでも人間関係に関する悩みがある人なら読んでみて、自分に置き換えてみると良いように感じます。

さてさて最近小難しい本が多かったので次は楽しい本をご紹介したいと思います。

それでは失礼しまーす。

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