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”ラグビーインド代表監督で得た学び” アジア選手権編 #2 プライド

日本ラグビーフットボール協会公認 S級コーチの神宮寺です。
今回は2018年にインド代表監督としてアジア選手権に出場した際のスペシャルな経験から得た学びを綴りたいと思います。私がコーチとして得た学びが皆さんのコーチングを豊かにするお手伝いができたら幸いです。

公式戦前夜

夕食を食べた後はTeam MTG 。
FWとBK のユニットごとに明日するべき事を確認したのち、チーム全体での確認と共有が一般的な流れだ。 ここまでくると、もはや新しい話は無い。
お互いにアウトプットしあうことで試合中でも冷静に判断し、実行出来るように確認をしていく。

キャプテンのラマ中心に良いMTGが出来ている。良い雰囲気だ。
(*写真右側で立って話をしているのがラマ)

ラマの奥にいるゴードン(前キャプテン)はラグビー知識も豊富なので、こういう時に話の調整役をお願いしている。
キャプテンのラマにゴードン、彼らはとても頼りになるので試合中の判断は彼らに任せておけば大丈夫だろう。

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ジャージ授与式

ラグビー現場ではお馴染みの光景だが、試合の前日(当日の場合もある)に公式戦用のジャージを監督から選手へ手渡す「ジャージ授与式」という儀式がある。

選手たちはジャージを受け取り、誓いを話していく。
100%ヒンディーなので内容はわからないけど、こういうのはわかっちゃうんだよね。熱意は言葉をこえて心に突き刺さってくるからね。

インド代表として、目的とゴールを達成するために、
インドラグビーの未来のためにラグビーをする事を改めて誓いあった。

ジャージを渡し終えた選手達は、ほどよい緊張感に包まれていた。
メンバーに選ばれなかった仲間への思いと、国のプライドを背負って戦う男の顔になったと感じた。


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緊張と緩和

試合直前まではリラックス。
早朝、全員で散歩&ストレッチをしてから朝食を食べる。
このような同調行動は意思疎通を深めたり、一体感を強めたり、安心感が得られたりする。

そして、リラックスといっても心の奥底には緊張感を同居させて、出発まで各々の時間を過ごす。
多くの選手は試合前のルーティーンを持っていて、FWはスパイクのポイントを交換したり紐を変えたり、ちょっとしたマインドフルネスのように意識を飛ばさず心を落ち着かせるような行動が多いような気がする。
メディテーションをおこなっている選手も当然いる。

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大事な初戦は、信頼と安定をもららすメンバーを選択した。
悩んだところは、SO。パスワークが得意なAKASHか、キックが得意なPUNIAか。そしてSH、固いゲームメイクのキャプテンLAMAか、多彩なGAUTAMか(結果的にFBに入れたが)FBには、ランニングが得意なDUBALを選択するか。 
とにかく相手の情報がないので、自分達がインド国内でチャレンジしてきたラグビーが出来るのか、出来ないのか、通用するか、通用しないかの世界だった。

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ムッキーまとめ1

<学びのまとめ>
●アウトプットすることが1番の学び
●試合に起きることを事前にシュミレーションしておく
 (グラウンドに出たら選手自身で解決しなけらばならない)
●人の心を動かすのはいつだってパッション

ムッキーまとめ2


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