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山田のん
2020年10月31日 18:53
友達とおにごっこやかくれんぼをすると、いつも一番最初に鬼に捕まっていた。足が遅くて逃げ切れないのが原因だ。いつか逃げてみせるぞ、と走る練習したが、ちっとも速くならない。そのせいで徒競走なんかではいつも最下位だった。どれだけ頑張っても速く走れなくて泣いていると、先生が「いつも最下位だとしても、最後まで走り切ることがすごいんだぞ」と声をかけてくれた。どうせ最下位だという結果が見えている時に、諦めて走る