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クーベルタンのこと

北京オリンピック、盛り上がってきましたね。フィギュアスケートにスノーボード、他にもたくさん、楽しみです。さて、近代オリンピックを興したのはクーベルタン男爵ですね。さて、なぜ彼は古代オリンピックを再興しようと思ったのでしょうか。

ここで、クイズです。

古代オリンピックを復活し、今のオリンピックを始めたのは、P.クーベル
タンと言う人物ですが、彼の動機は何だったでしょう?
 ① 彼がスポーツ選手だったから
 ② 彼が歴史学者だったから
 ③ 彼が「学園・青春ドラマ」を読んだから

さて、答えはどれでしょうか。

答えは③ 彼が「学園・青春ドラマ」を読んだから、です。

クーベルタン(1863~1937)は、彼が12歳の時、ラグビー校のOBトマス・ヒューズが著した『トム・ブラウンの学校生活』(いわゆる学園・青春ドラマ)を読み大いに感動。これが影響し、後に五輪復活に尽力したといわれています。
その後クーベルタンは、英国パブリックスクールの教育に関心を持ち、英国を視察。その時、ラグビー校も訪れ、その際にラグビーの魅力にとりつかれたようです。後にフランスでレフリーの資格も取得をしています。
やがてクーベルタンは、フランスの教育改革に取組みますが、上手くいかなかったようです。当時19世紀のヨーロッパは、シュリーマンのトロイ遺跡の発掘など、考古学ブームが起こっていました。オリンピアの遺跡も発掘されています。クーベルタンは、そこからヒントを得て古代五輪の復活を思いついたと言われています。このような経緯を考えると、「ラグビーが近代五輪を誕生させた」と言えるのではないでしょうか。(日本ラグビー学会誌より)

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