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学級規模の大小が教育効果に影響を与えるのか、の件

こんにちは。元高校教師のrugbeatです。

よく論議になりますよね。
学級規模。

目指せ30人学級。

20年ほど前、高1担任したら、
1学期の間に30人学級になっていたことがありましたが。
元々は40人いました。

これではないですね。

クラス人数は少ない方がいいに決まっている、
そうですね、そう思う。

でも単純にそうでもないみたい。

日本政府はケチ(財務省がケチ?ともいう、かな)
だから、小規模クラスにすると
教員を増やさなければならないので、
人件費が増えるので、
少人数クラスにしてくれない、
と、思っています。

でも、財務省にしたら、
「エビデンスがない。」
らしいです。

で、OECDが調査しているので、そこのあたり、
調べてみました。

公教育における学級規模は、
生徒一人ひとりの教育効果に大きな影響を与える重要な要素です。
日本の学級規模がOECD諸国の中でも大きいという現状は、
日本の公教育に様々な影響を与えていると考えられます。



少人数クラスのメリット

少人数クラスのメリットとして、以下のような点が挙げられます。

個別指導の充実:
一人ひとりの生徒に目が行き届きやすく、
個別指導が充実します。

学習意欲の向上:
先生との距離が近く、
質問しやすい環境が整うことで、
生徒の学習意欲が向上します。

協調性の育成:
少人数でのグループワークなど、
生徒同士の交流が深まり、
協調性やコミュニケーション能力が育成されます。


多人数クラスのデメリット

一方、多人数クラスでは以下のようなデメリットが考えられます。

個別指導の不足:
一人ひとりに目が行き届きにくく、
個別指導が十分に行えない可能性があります。

学習の遅れ:
個別指導が不足することで、
学習の遅れが生じる生徒が出てくる可能性があります。

集中力の低下:
周りの生徒に気を取られやすく、
集中力が低下する可能性があります。


日本の学級規模が大きいことの影響

OECDの報告によると、日本の公立学校の学級規模は、
OECD加盟国の中でも大きい方に入ります。
このことは、日本の公教育に以下のような影響を与えていると考えられます。

個別指導の不足による学力差の拡大:
個別指導が十分に行えないことで、
学力に差がある生徒間の格差が拡大する可能性があります。

進路指導の困難さ:
多人数の生徒一人ひとりの進路指導を行うことは、
教員にとって大きな負担となり、
十分な進路指導ができない可能性があります。

生徒のストレス増加:
多人数のクラスでは、
周囲の生徒との競争意識が高まり、
生徒のストレスが増加する可能性があります。


今後の課題と展望

日本の学級規模の大きさは、
日本の公教育における大きな課題の一つです。
この問題を解決するためには、以下のことが考えられます。

教員の増員:
学級数を減らすためには、教員の増員が不可欠です。

少人数クラスの導入:
特に、学習に困難を抱えている生徒や、
少人数での指導が必要な教科については、
少人数クラスを導入することが考えられます。

ICTの活用:
ICTを活用することで、
一人ひとりの生徒に合わせた個別指導が可能になります。

学級規模は、教育の質を大きく左右する要素です。
少人数クラスにすることで、
より一人ひとりの生徒に合った教育を提供し、
生徒の成長を促すことができるでしょう。



少人数にデメリット、大規模クラスのメリットも知りたいですね。

少人数クラスのデメリットと
大規模クラスのメリットは、それぞれ存在します。


少人数クラスのデメリット

少人数クラスには多くのメリットがある一方で、
デメリットも存在します。

多様な意見や価値観に触れる機会が少ない:
大人数のクラスに比べて、
多様な背景を持つ生徒との交流が限られるため、
多様な意見や価値観に触れる機会が少なく、
社会性を身につける上で必要な経験が
不足する可能性があります。

競争心が育まれにくい:
大勢の中で競争し、高め合う経験が少なく、
競争心や目標に向かって努力する力が育まれにくい可能性があります。

学校行事や部活動の規模が小さくなる:
クラスの人数が少ないため、
学校行事や部活動の規模が小さくなり、
大勢で協力して何かを成し遂げる経験が
得られにくくなる可能性があります。

費用がかかる:
少人数クラスにするためには、
教員の数を増やすなど、費用がかかります。

大規模クラスのメリット

大規模クラスには、
少人数クラスとは異なるメリットも存在します。

多様な意見や価値観に触れる機会が多い:
多様な背景を持つ生徒との交流が盛んに行われるため、
多様な意見や価値観に触れる機会が多く、
社会性を身につける上で良い経験となります。

競争心が育まれやすい:
大勢の中で競争し、高め合う経験をすることで、
競争心や目標に向かって努力する力が育まれやすいです。

学校行事や部活動が盛んになる:
クラスの人数が多いので、
学校行事や部活動が盛んになり、
大勢で協力して何かを成し遂げる経験が得られます。

どちらが良いか一概には言えない

どちらのクラスが良いか一概に言えるわけではありません。
少人数クラスと大規模クラスには、
それぞれメリットとデメリットがあり、
どちらが良いかは、生徒の年齢、個性、学校によって異なります。

理想的なのは、生徒一人ひとりの状況に合わせて、
少人数クラスと大規模クラスを組み合わせた教育を行うことです。
例えば、基礎学力定着のためには少人数クラス、
コミュニケーション能力育成のためには大規模クラス、
といったように、目的に合わせてクラスの規模を変えることが考えられます。

これらは、AIを使って書いています。

OECDは日本はクラスの人数が多いが、
教員の力量が高く、
財政的にも良い効果をあげている、
みたいなコメントをしています。

日本は先生がいいので、うまく安くあげている、
みたいに聞こえて、あんまり嬉しくないですね。

私は、少人数クラスを押します。
人数を少なくして、
担任の先生の手のひらから
こぼれ落ちる生徒がないようにしたいです。

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