銘柄分析

[銘柄分析]

《9263ビジョナリー》

週足は本数が少ないですが、ストキャス%D89.5%から下降クロスし、その後に大きく下げて反発に転じています。
日足はダイバージェンスから調整が入り、押し目完了かどうかの判断となります。ストキャス谷は切り上がり、スリートップラインを上抜いてきて買いを示唆する形状が出始めています。

業績は3月16日がQ3発表で、売上と当期利益は四季報予想を上回る進捗となり、本決算着地は良さそうです。四季報予想PERは111.67倍と高いですが、株価は低位のため大口さんに狙われそうな銘柄といえます。
購入を考えている方は下値支持線でのロスカットを入れて。

【こんな会社】

2017年11月に誕生したばかりの新会社だが、眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器量販店を全国展開する「メガネスーパー」の持ち株会社。
メガネスーパー時代を含めると、今年で社歴は38年を迎える眼鏡量販店の老舗です。
一時は新興眼鏡チェーンとの低価格競争に敗れ、3期連続の債務超過に陥った同社を救ったのはM&A。2012年から投資ファンド主導で始まった経営再建は5年を経て完了し、2017年からは同社がM&Aを仕掛ける「反撃」が始まっている。


 ビジョナリーHDの前身であるメガネスーパーは、1980年に神奈川県小田原市にあったニュー湘南眼鏡とさいたま市にあったメガネスーパーが合併して(存続会社はニュー湘南眼鏡)誕生した眼鏡販売チェーンだった。
当時としては珍しかった眼鏡の低価格販売で人気を集め、眼鏡やコンタクトレンズを中心に補聴器、化粧品、健康食品・器具などの販売チェーン店を全国展開する。低価格帯に抑えた若者向けの低価格眼鏡店「Hatch」やツープライス店の「眼鏡専科」といった新業態にも進出した。
 しかし、業界トップのメガネトップ<7541>が運営する同業態の「眼鏡市場」や、共に2001年に展開を始めたインターメスティックの「Zoff」やジンズ<3046>の「JINS」といった低価格眼鏡製造小売業との競争が激化して業績は低迷。2011年には債務超過状態に陥る。

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