何者にもなれないきみは、きみ自身になる
2040年、20年後の最も影響力ある100名に選ばれたときのスピーチの一部はもう考えてある。
「もしあの本に出会わなければ、きっとこの賞に選ばれなかったと思います。阿部さん、ありがとうございます。」
こんな妄想をするくらいに、人生に影響を与えてくれた1冊がこちらです。
阿部広太郎さんの「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」
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出だしから、心を掴まれた
「I LOVE YOU」の訳し方
今のあなたなら何と訳しますか?
大好きなフレーズ、「月が綺麗ですね」に代わる言葉なんて思いつかない
でも、考えてみたくなるものだ
なんだろう、、、全然思いつかない
でも、もう既に考え始めてることこそが、この本の虜になっていることなのだ
ビジネス本でもなく、小説でもない
ノンフィクションとフィクションの真ん中で、言葉についてを語ってくれている
「こうするべきだ!」という押しつけがなく、「こうしてみたらどうかな?」という、心地の良いアドバイスをしてくれている
まるで、近所のお兄さんに勉強を教えてもらっている感覚だ
本の中にあるのは、"阿部広太郎"という人間の人生
どうやって言葉と向き合ってきたのか
だれと過ごしてきたのか
どういうことが起きて
どうやって今に結びついてきたのか
実際に人生を歩いている人が紡ぐ言葉には重みがある
だからこそ、自分もチャレンジしてみたくなってくる
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本を手にした理由は?
色んなことに悩んでいた
何者かになりたかった、というのがきっと本音だと思う
だれかではなく、自分にしかできないビジネスをするための葛藤をしていた
目標はあるのに、自分の立ち位置からはあまりにも遠すぎた
目標とは呼べず、夢と呼ぶのがふさわしいくらいの距離だ
人とは違うスキルをつけたら、少し近づけるかもしれないと思い、読み進めた
結局、本を読んでたどり着いたのは
自分は自分でしかない
このまま、一歩ずつでも進んでいくことが大事だということだった
本の中では色々な人が素晴らしい言葉を紡いでいる
自分には思いつきもしない言葉も多かった
でも、優しさで満ち溢れている本は、きみはそのままでいいんだよ、もっと色々な世界を、きみらしく伝えていけばいい
そう言ってくれているような気がして、救われた
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心に刺さった言葉をきみにも
この本は哲学の本なのかな?と思うくらい、気持ちのありようを教えてくれる
疲れたときに、思い出したいことば
落ちていく気持ちも知りながら、上がっていくための気持ちを選べること、それこそが希望を持つ人だと思っている。
うまく進まないなというときに、思い出したいことば
自分と相手が重なる色を出していこうというマインドでいることが、企画をおもしろくしていく秘訣だと思う。
よし、いい感じだ!のってきたぞ!というときに、思い出したいことば
待っていても、はじまらないと動いてきた人だけが、待っていたら、はじまる仕事を引き寄せるのだ。
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ぜひ、優しさに触れつつ、自分の言葉や企画を見つめ直せる本として読んでみてください
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