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とある理系の研究室13 研究従事時間

某国立大学の理系の研究室の話。

そこそこの大学のそこそこの研究室。国内外の学会にもコンスタントに出ていて、論文もそれなりに出している。活気もそこそこ。古き良き時代の雰囲気を残している研究室。

年間の研究従事時間。

ラボノートによれば約1900hr/年。

1番研究室にいたM2の時のラボノートの研究従事時間(企業との共同研究など複数テーマ分合算)に講義やTAも含めて積算するとこれくらいだった。研究室に居るのが苦じゃない学生だったので同期に比べると多いはず。

ホワイト企業で毎日20分残業するくらい。

一般的なホワイト企業の就業時間が8:00-17:00でお昼1hr休憩として8hr/日。年間の営業日(土日祝日休み)が247日。有給休暇20日/年貰えてフル消化すれば出勤日数247-20=227日/年。8hr/日×227日/年=1816hr/年。差分84hrを出勤日数で割り返して残業時間とすると84hr÷227日=0.37hr/日≒20分/日。

会社で働く予行演習みたいなもの?

夜中にダラダラ実験しているのでもっと在室時間は多いと思ってたが、企業で働くよりは少なかったのか。。。会社員は大変だ。という印象。

研究室は盆正月は長く休めるのも大きい。

文系の方からは「なんで学生なのに、社会人として働く時間並みに研究室にいなきゃいけないのか」という意見も聞こえてきそう。

ただ居るだけ。生産性は低い。

会社員は給料もらってるから、それこそ1分1秒を惜しんで働いて成果を出すプレッシャーと戦っているはず、学費払っている身分の学生の生産性は低い。(研究室によっては会社以上のプレッシャーを受けている人もいるだろうが)

楽しければそれでよし。

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