人に必要なのはカネではなく自然
割引あり
WBPC問題や、そこから派生して、なぜか今、それを凌駕するほどの注目度を持つようになった、堀口氏に関する動向を追い続けていると、言葉を使ってコミュニケーションを図ることの無意味さをつくづくと感じます。
マスコミが印象操作を行い、裁判官が詭弁を弄し、やらせインタビューが画策され、検索エンジンも偏った情報ばかりを拡散する。
何がそうさせるのかを考えたとき、結局は、カネが作り上げる人間という生命の世界の中で、より優位な位置を占めるために、言葉が使われているからなのだろう思う。
今の社会では、人は教育により、言葉で正しくコミュニケーションをとれば、昔の社会とは違い、権利が守られる社会に向かい続けていると教え込まれている。
実際には違う。カネが発明され、カネを使うように社会が整備され、いよいよ言葉を弄して人を騙す。人びとは、カネのために選んだ嘘を自分に信じ込ませるために言葉を使う。
だから、カネで作られた世界に救いはないと思う。世界と日本を包む近年の危機的状況は、カネと言葉が作り上げたものである。そして、ここから救うのは、カネも言葉も力を弱める自然の世界である。
言葉が幅を利かせる世界は、理想の世界ではない
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