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笑う門には福来る、のか?



おはようございます!

突然ですが、皆さん最近ゲラゲラ笑ってますか??


先日「笑いの免疫学(船瀬俊介)」という本を読み終え、改めて笑いの大切さを知りました。

この本は、私と同じ膠原病を笑いの力で治したノーマン・カズンズという人のエピソードを筆頭に、笑いが体に及ぼす素晴らしい影響の実験結果などを紹介している本です。

今日は、本の内容と演技訓練での『笑い』についてのお話です。

笑いで死の淵から生還した人

カズンズは膠原病の中でも難治性の高い強直性脊椎炎という診断が下されていたのですが、喜劇映画を見まくったり看護師と冗談を言い合ったりしてその症状を和らげていきました。

その驚異的な回復ぶりは医者たちも驚くほど。カズンズが笑いと生きる意欲で自らの病気を治した体験をまとめた論文は医学専門誌に掲載され、ついに彼は大学の医学部教授として招聘されるまでになります。
そこから笑いとその人体への影響について世界中で様々な実験がされるようになったのです。

今では「がん細胞と戦ってくれるNK細胞は笑いによって増強する」という話は有名ですよね。それだけでなく笑いは血糖値を下げたり、効果はたくさんあるらしいのです。
しかもゲラゲラ笑うと無意識のうちに腹筋やいろんな場所の筋肉を使っているから運動にもなるよ、と。(30分の笑いは腹筋12回に相当するらしい!…腹筋したほうが早いかもしれないけど(笑))

要するに笑いはいろんな効果が期待できるし副作用のない薬だから笑おうねという内容の本でした。

笑わない人

私は一時期周りとの調和を図るため、笑いを我慢していた時がありました。面白いことや楽しいことがあっても周囲の目を気にして顔には出さず、たとえ笑ったとしても微妙に口角を上げるくらい。徹底的に明るい感情を抑えこむことで自分を保っていました。
「そりゃ後々病気にもなるわなあ」って感じですよ(笑)

そして癖って怖いのが、なかなか治らないんですよね。いまだに「あんまり笑ってないよ」と言われることがあるし、笑顔に対して苦手意識があります(´;ω;`) 

作り笑いの妙

そしてこの本を読んで一番印象に残ったのは笑いによる人体への効果は作り笑いでも効果があるということ。顔の筋肉を笑った状態にするだけで脳は“本当に笑っている”と勘違いするらしいのです。

また、笑うふりをしているうちに実際に可笑しくなり笑ってしまうという研究結果もあるようです。
そうなんです、これは私が体験済みです!

たとえば演技訓練の場で「はい、ゲラゲラ笑って」って指示されるとまずは面白かったことを思い出したりしながらとりあえず薄っぺらでもいいので笑ってみるんです。
で、ここからがただでさえ笑顔が苦手な私には苦行なのですが、そのままずーっと笑い続けるんです。

すると急に本当に腹の底から笑けてくる瞬間がやってくるんですよ。そこまでいくともう面白かったことをいちいち思い出す必要もなく、理由なんてなにもないのになぜかゲラゲラ笑ってしまう状態になります。

おそらく本に書いてあった通り、脳が思いっきり勘違いしているのだと思います。


みなさんも鏡の自分に向かってにっこり笑ってみてね。きっと脳が勘違いしてくれるよ!笑

ではまた!



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