言語化力を高めるために。読書ではなく、キラキラ光るな!?
新聞業界で「ナリチュー」という言葉がある。
記事の締めに「~の成り行きが注目される」が流行った時期があった。
同じ表現ばかりだと読者が飽きるので禁句になった。
文章は自分の考えを言葉にして書くもの。
言語化する力はとても大事。
プロライターのような優れた表現、言葉選び、言い回しを使いこなしたい。
だけど、鍛え方にまよっている書き手は多いと思う。
まずは読書および、様々な文章を読むのが基本的なトレーニングだ。
しかし、言語化力が上がったと実感できない人は多いんじゃないだろうか。
良い表現を読んだはずだけど、自分の記事に活かせない。
読み終えた書籍の数だけが積み上がる。
素敵な言葉に触れるのは大事。
それよりもアマチュアライターに、効果的なトレーニングがある。
常套句をさけるだけでいい
慣用句などのよく目にする表現を、ついつい僕も使ってしまう。
決まり文句はゲンナリされる。
ありきたりな定型文を封印するのだ。
これら手垢のついた表現を、読者は何度も目にしているのでうんざりする。
とても稚拙な文章だという印象を受ける。
何か言っているようで、何も言っていない、考えていない。
簡単に使える言葉に頼って思考停止におちいる。
そうはいっても、便利な言い回しだから使いたくなってしまう。
そこを我慢して自分の言葉で書く努力をすると、かなり言語化力はつく。
この作業はとても地味でシンドい。
最初は言葉さがしに悩みすぎて思考停止しそうになる。
使い慣れた言葉を選択したくなる。
慣れない筋トレをするのようなツラい感覚になったりする。
しかし、確実に言語化力は上がる。
一定期間まったく読書をしなかったとしても、大きく伸びるはずだ。
言語化筋がついてくる。
書くことは言葉の格闘技だ。
まとめ
ここで、
「いかがでしたか?」
とブログの決まり文句を書いたら、多くの読者が冷めるだろう。
別に悪いわけではないけど、ブロガー界隈では笑いのネタにされている定型文だ。
まとめも、自分の言葉でメッセージを書けたほうがいい。
記事の最後は最も印象に残るから、ありきたりな締め方だと、他記事に埋もれてしまう。
「この書き手は他と違うな」と記憶させたい。
自分で考え抜いた言葉で書く
見て感じたことを書けるようにする。
難しい言葉は必要ない。
何より、オリジナルの文になるのが良いことだ。
自分の頭を使って詳細に書けば、唯一無二の文になる。
note業界では「スキチュー」という言葉があると思う。
投稿への反応がほしくて「スキを押されないと不安になる中毒症状」だ。
スキを集めて承認欲求を満たしたい。
でも、読者の反応はコントロールできない。
自分独自の言語化をみがいていけば、結果的にスキもフォローもファンもついてくる。
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