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べリウス中部

 戦略上の要所として激戦が繰り広げられた地域。壁に代表される厳しい寒さの山岳地帯。北部は直線状に整地された工業地帯の海岸線とグリッドが立ち並ぶ。西部は平原、ベイエリアへと続く。

 ルビコン解放戦線の拠点として活躍してきた壁。北部べリウスからうねるように走るU字谷を南下すると一次防衛ラインである堀と防壁、街区、壁が順に現れる。

 天気に恵まれれば赤い空を見ることもできる。夜間は特に赤みが増して恐怖を感じるほどです。

 街区への侵入を防ぐための堀と鉄橋。剛健な造りと鈍い金属の輝きが厳しい環境下ではより武骨で力強く見える。

 居住エリアと言うよりは防衛用の壁にも見えるビル群。他の市街エリアと比較して道が広くとられているような気もする。軍事的な拠点としての意味合いがやはり強いのでしょうか。

 壁の上からの眺望は格別。雪煙の向こうの山脈とグリッド。山を神の頂といわれてもおかしくない標高の山脈、その上を被せる建造されたグリッド。不遜、冒涜を通り越して神秘的な印象すら受けます。

2024.2.13 初稿

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