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『能力開発マップのススメ』

『能力開発マップのススメ』林成之著

著者は、1939年、富山県生まれ。日本大学大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救急救命センターに留学。1993年、日本大学医学部附属板橋病院救急救命センター部長に就任。日本大学医学部教授を経て、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授、日本大学大学院総合科学研究科教授



頭が良くなりたかったら恋をしなさい。人を好きになったり、恋をしたりすることの方が、脳力の発揮に大きな効果が望めることは明らかです。これは、およそ150億個の神経細胞によって形つけられている人間の脳の根源的な三つの本能、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」に由来する。生命科学の分野では、人類が地球上に生き残ることができた最大の理由はこの三つの本能と優れた言語を獲得したことにあると考えられているのです。

少なくとも、頭のいい人は、運動能力についても知的能力と同じように高められる可能性を秘められている。それだけの脳神経の働き(心の使い方やプロセス)が、素地としてすでに備わっているからなのです。また、超一流の運動選手になるためには、明るい、前向き思考の性格を鍛える必要があるのです。

その他、印象に残った言葉

① 才能を伸ばすために必要な能力開発の条件

1.「本能を鍛える」

2,「素質を磨く」

3.「理解力を高める」

4.「勝負脳を発揮する」

5.「独創的思考を磨く」

6.「人間性を高める」

7.「記憶力を高める」

  ② 勝負脳を発揮する五つの習慣
1.自分から考え、行動するよう良い質問をする
2.目的と目標を明確にして、自分で決めたことは最後までやり抜く約束をする
3.だいたいできた、もうすぐゴールという安易な考えを認めない
4.最後まで一気に完結させることを習慣にする
5.否定語を使わず、素直に集中する習慣を鍛える
  ③ 人間性を高める五つの習慣

1.否定語を使わない、悪口を言わない

2.意見の違いを認め、ともに生きることの大切さを口にする

3.他人への貢献や面倒見の良さを子供にも示す

4.自分の発言や計画に対して高い達成率を示す

5.人の失敗や反対意見を認める力を示す

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