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「アルツハイマー病 真実と終焉」

「アルツハイマー病 真実と終焉」
デール・プレデセン著


つい最近、アメリカでアルツハイマー病の薬が承認されるというニュースがあったが、まだまだ、かかると怖い病気だと思っている。。アルツハイマー病についていくらかでも予防するような方法はないかと思い本書を手に取った。

アルツハイマー病を予防したいひとすべてにお勧めの一冊ということになろうか?。



著者は、アルツハイマー病などの神経変性疾患の世界的権威。カリフォルニア工科大学の卒業後、デューク大学メディカルセンターでMDを取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で神経学のチーフ・レジデントを務めた後、ノーベル賞受賞者のスタンリー・B・プルシナー博士に師事し、プリオンとアルツハイマー病の関連性について多くの研究を行う。UCSF、UCLA、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教職を歴任。バーナム研究所にて高齢化プログラムを指導後、1998年、加齢専門研究所であるBuck Instituteの創業時社長兼最高経営責任者(CEO)に迎えられる。「リコード法」の教育・普及を行うMPI Cognitionを創立、最高医療責任者を務める


ポイント
① 「脳は①炎症、②栄養不足、③毒素という三つの脅威にさらされるとそれらに対する防御反応の一環としてアミロイドβを集積させて脳自体を守っていることが明らかになった」
② 「アルツハイマー病は脳が炎症から身を守ろうとしたり、有益な物質が不足しているにもかかわらず機能しようとするときや、有害物質の流入と闘っているときに起きる」

アミロイドβがアルツハイマー病の原因とされているが、そもそも、アミロイドβは脳を様々なストレスや毒素から守るためのものだった。著者の提唱するリコード法にのっとって、食生活の改善やストレスを避けるような生き方が大切なのだろうと実感した。

検査を受けることも勇気がいるが、、、

本書の目次から印象的な言葉をいくつか抜粋するので、気になった言葉があれば是非本書にあたってみてほしい。
●アルツハイマー病を回復させる革命的プログラム「リコード法」
●奇跡の回復 患者が語る認知症体験
●神の遺伝子とアルツハイマー病の3タイプ
●認知機能検査 45歳以上が行うべき認知機能検査のまとめ
●リコード法 認知機能を回復する
●アルツハイマー病にならないための食生活
●脳トレーニングの効果

参考書籍






#アルツハイマー病 #リコード法#rubiconbookreview#デールプレデセン

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