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ひきこもりも、たまに外へ出る(夏休み5日目)

気が付いたら、6日間の夏休みももう終盤戦。早い……もっと休みたい。

1 ひきこもり、マルシェに行く

昨日買った竹かごが使いたくて、夫を連れ出し、月一の「とくしまマルシェ」にやってきた。

去年の冬から人込みをできるかぎり避けていたし、このイベント自体長いこと自粛を余儀なくされていたので、ずいぶん久しぶりに来た。

今日のお目当ては「かき氷フェア
夏ならではのお楽しみ、かき氷。ひゃっほー!

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午前10時。気温はすでに30度を越えているかもしれない。日差しがきつい。

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会場の公園に、数軒のかき氷屋台が出ていた。すでにいくつかのお店に行列ができている。コンテストか何かで1位を取った有名店みたい。
味の違いが分からない味覚オンチなので、遠目に見るだけにする。

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1軒だけ、まだ行列になっていないお店があったので、駆け込む。
すだち、やまもも、ゆこう、いちご。おお、地元の名産品フレーバー。

すだちは、言わずと知れた徳島の有名な産品。
やまももは、徳島県の木に認定されている。
ゆこうは、徳島県の山間部で栽培されている柑橘類。あまり知られていないというか、流通しているのだろうか。売られているのを見たことがない。
いちごも、たくさん栽培されている。一番有名なのは「さくらももいちご」かな。
残念ながら、アレルギー持ちの私が食べられるのは、いちごとすだちだけ。私はいちごを、夫はすだちを注文した。

はい、どん。

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いちごフレーバーに、練乳トッピング。
練乳といちごが合わさって、ほどよい甘さ。中に完熟マンゴーが隠れていた。

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すだちフレーバー、トッピングなし。
すだちの上品な酸味がさわやか。うだるように暑い日はこちらがいいかも。心も体も涼しくなりそう。

上に乗っているカラフルで丸いのは、多分、香川県のお菓子「おいり」
麩菓子のようなもの。あまり甘くなく、口に入れるとふわっと溶ける。

かき氷を食べたら、お店を見てまわろう。

やはり、コロナ前より出店数が少ないし、人手も少なめ。
マスクが暑い。

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2周回って、竹かごいっぱいに、いろいろ買った。

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・ブルーベリー
 味見したら、とても甘くておいしかったので購入。でも、買ったものの、さてどうやって食べよう……そのまま?
・かまパンの食パン
 
ちょっと有名なパン屋さん。行ってみたいけど、うちから車で40分ほど行った神山町にある。半径10キロ圏内にひきこもって暮らしている私には結構、遠い。今回買えてよかった。美味しかったら、次は、思い切ってお店に行ってみることにする。

・美~ナス
 白いなす。皮まで柔らかいらしい。昨日書いたように、なすの皮の歯ごたえが苦手なので、柔らかい皮に期待が膨らむ。晩御飯にする。

・じいじのきのこ(しいたけ)
「4袋1000円でどう?」と店のおばさんに勧められて、「じゃあ」と買った。
「お揚げさんと一緒に炊き込みご飯にしたら美味しいでよ。味付けは、米3合に、おでんの素を1袋。洋風(?)にしたかったら、炊きあがった後でごま油を垂らしたらええよ」
美味しそう。それに、おでんの素!? その発想はなかったが、確かにおでんの素も炊き込みご飯の味付けも調味料は同じ。目からウロコ。
晩ごはんは、炊き込みご飯に決まった。

・燻製詰め合わせ
 マルシェにくると必ず買う、燻製。
 特に魚介スモークが有名なお店。お酒のおつまみに最高なんだけど、サラダに入れても美味しい。
 今日は魚介とチーズなどの詰め合わせと、夫が好きなブリの燻製を買う。

徳島県内も広いので、こうやって一堂に会して販売してくれると、出不精の人間にはとてもありがたい。
犬連れの人がいたり、赤ちゃんを抱っこして散歩している人がいたり、川を船でクルージングする人がいたり、休日らしくてよかった。
でも、一本、道を入ると、そこは昭和の雰囲気を残したまま、時間の止まったシャッター商店街。観光客なら「レトロ!」とはしゃげるのかもしれないが、地元民としては、とても複雑な気持ちになる。

2 近所の産直市で花を買う

毎週末、花を買う。たいていは近所の常設の産直市で、ときどき花屋で。
産直の花はびっくりするくらい安い。多分、出荷できない規格外のものだと思うけれど、全然気にならない。
いつも、おばあちゃんが一人レジ横にいて、買った花を丁寧に新聞紙で包んでくれる。
今週は、大輪のガーベラが出ていたので、4束買う。うち、2束は買いすぎたしいたけと一緒に実家に差し入れる。さっそく母がキッチンと仏壇に生けていた。仏壇にガーベラ、仏壇が急にポップになる。

全然、うまく生けられないんだけど、玄関を開けたら花があると心が弾む。


3 noteあんこ部活動(第3回)

頂きものの瓶詰めのあんこが、あまりに美味しかったので、真似したい気持ちがむくむく。
「ママのより、甘さ控えめだね」との娘の評。なるほど。では、今回は甘すぎないあんこを目指す。
小豆を買ってきて圧力鍋で煮る。加圧15分。
味見をすると、まだ固めだったので、もう少し煮る。粒はつぶし気味に。
甘さをギリギリまで抑えるため、砂糖を入れるたびに味見をして、慎重に調節した。甘すぎず、薄すぎず、ちょうどいいところで、最後に塩をぱらり。300gの小豆に対して、砂糖が210gだった。

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半分冷凍。また、しばらく楽しめそう。

4 氷室冴子を読む

私の青春時代を彩った作家、氷室冴子。亡くなってずいぶん経つ。
今、彼女が生きていたら、どんなことを思うんだろう。

彼女のフェミニズムに関するエッセイをまとめた本を読んでいる。
この本の初版が出たのは1992年だそうだ。30年経っても、このエッセイが色あせないのは、喜ばしいことだろうか。
社会の常識を疑うことなく受け入れ、頭に浮かぶモヤモヤを言語化せず目を背け、おかしいことをおかしいと思うことすら放棄している。諦めでも達観でもなく、ただの思考停止。
フェミニズムを踏みにじっているのは、女性である私自身だったのだと思い知らされ、かなりショックを受けている。
氷室さんは怒っていた。社会に、男性に、女性に。でも、同時にとことん人を愛していた。愛しているから、怒るのだ。
私は、怒れるほどに人を愛しているか。人を信じているのか。深く知ろうとしているのか。女が、男がと大きな主語でごまかして、一人一人と向き合うことを忘れていないか。
30年のときを経て、いま氷室さんに問いかけられている。


5 戦利品で晩御飯

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・おばさんおススメの炊き込みご飯
 さすがに真夏におでんの素を買っても使い切れないので、COOKPADで探して自分で味付けをした。出来たてにごま油をたらり。
 しいたけとおあげさんの旨味、ごま油の香ばしさが食欲増進。ダイエット中なのに、おかわりしてしまった。
・かつおのたたき
 かつおのさくを買ってきて作ってみた!
 三杯酢がさっぱり、薬味たっぷりで元気になる。

・しいたけ焼き
 
まだまだしいたけがたくさんあるので、トースターで焼いてみた。すだちとしょうゆでシンプルに。肉厚で食べ応え満点。

・美~ナスのバター焼き
レンチンして、たっぷりのバターで焼いた。味付けは、塩コショウとしょうゆ。バターの風味がナスにしっかりついていて美味しい。本当に皮まで柔らかかった(ちょっと歯が「きゅっ」となったけど大丈夫だった)

夏休みも明日で終わり。やり残したことはないかしら?

昨日までの日記はこちら☟


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