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真夏の奈良旅(後編) #おうち旅行

えみさんのこちらの企画に参加させていただいています。

前編は、こちら
中編は、こちら

旅レポって難しいですね。(なんでも難しいんだけど)
この楽しさ、伝わっているのでしょうか……

いかんいかん、気を取り直して、後編いきます!

「次は、破石町(わりいしちょう)です」
バスのアナウンスが聞こえました。
「え、ここ? ここだっけ? あ、通り過ぎた……」
次の目的地は、新薬師寺。
奈良県庁前からバスに乗り、破石町(わりいしちょう)で降りるはずだったんですが、Mちゃんとのおしゃべりに気を取られ、あっという間に破石町を通過。
慌てて、次のバス停で降りました。

バスを降りて目の前にあったのは、奈良教育大学の門。

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地元の徳島大学と雰囲気が似ていました。地方の国立大学感に親近感。
ちなみに、私が学生だったころ、徳島大学のそばにあったのは、お寺ではなく市立動物園でしたが。(今は空き地) 歴史の長さと文化の違いを感じます。

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あやうく大学の構内に迷い込みそうになり、慌てて引き返し、Googleマップで経路を検索。
新薬師寺は、奈良教育大学のすぐ近くにありました。
むしろ、破石町でバスを降りるより、近そうです。

民家の間を、歩きます。
風があって涼しいので、歩きやすい。おしゃべりしながら、お散歩気分。
出発してから、ずっとしゃべっているのですが。

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到着しました。
国宝の十二神将立像があるお寺「新薬師寺」です。

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新薬師寺のHPによると、「新」と付いていますが、「新しい」という意味ではないそうです。

🌸西ノ京 薬師寺との違い
新薬師寺の建立は西ノ京の薬師寺よりも新しいのですが、新(新しい)薬師寺という意味ではありません。
新は、あらたかな、霊験あらたかな薬師寺という意味合いがあります。

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入り口でパンフレットをいただいて、いざ参りましょう。

こちらのお寺は、名前のとおり薬師如来を祀っているお寺。薬師如来は、左右に日光菩薩と月光菩薩と、さらにそれらを守る十二神将を従えています。なんと十二神将1体につき7000人もの眷属(部下)を率いて、薬師如来の世界とそれを信仰する人えお守っているんだそう。かっこいい! 

本堂に入ります。
仏像の写真撮影は禁止でしたので、写真をお見せできなくて、残念です。


もちろん十二神将は、こちらのお寺だけじゃなく日本中にあるので、先ほどの興福寺の国宝館にもいらっしゃいましたが、こちらのお寺の十二神将像が日本最古だそうです。

本堂の中は、薄暗くて、ひんやり静かです。
先ほどまでいた興福寺のような賑わいはなく、しんとしていて、穏やかな時間が流れていました。
本堂の真ん中には、本尊薬師如来坐像、その周りを360度取り囲むように、十二神将がこちらに睨みをきかせて立っています。思ったより、小柄。高さは150から160センチ程度ですが、迫力と存在感はすごい!
中でも一番のマッチョ系イケメンは、伐折羅(バザラ)大将様。
中編で、商店街のお店にレプリカが置かれていた、あのお方。そのたたずまい、ポーズ、ヘアスタイルから強さをビシビシ感じませんか?

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新薬師寺のHPによると、自分の干支によって、十二神将の誰が自分の守護神か決まっているそうです。
私は、寅年なので……「真達羅(シンダラ)大将」です。
ぽっちゃり体型で、少しコミカルなポーズ、優しそうな丸顔のお方でした。なるほど、寅女の暴走をまるっと受け止めて、そっと止めてくれそうな気がします。

さて、新薬師寺をでて、バスで再びならまちへ戻ります。
いくら涼しいとはいえ、8月の奈良は残暑が厳しい。
そこで食べたくなるのが「かき氷」
なんでも、奈良県は「かき氷」の聖地だそうです。氷を愛する神様をまつった氷室神社があり、たくさんのかき氷店があるんだとか。

残念ながら、令和2年度は例のウイルスのことで、中止になったようですが、例年3月に、奈良市内でたくさんのかき氷店が出店するイベントも開催されているそうです。行ってみたい。

そんな奈良のかき氷を求めて、まらまちを散策します。

見つけたのが、「堀内果実園」さん。
私たちの前に数組並んでいましたが、割と早く店内へ案内してもらえました。
あとで調べると、かき氷では結構な有名店だったようです。

フルーツがお店のインテリアになっていて、かわいい。
さっきの、バサラ様のヘアスタイルに似ていますね。つよつよ。

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いちごイチジクミルクと、フルーツのかき氷を注文。
はい、どん! 

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フルーツてんこ盛り。
私は果物アレルギーのため、私が頼んだいちごイチジクミルクのイチジクもMちゃんの器にトッピング。
どのフルーツもとてもフレッシュでジューシーとMちゃんの談。
イチジクとイチゴソースのかき氷は、エスプーマで作ったふわふわのミルクソースが隠れています。めちゃうま。
体もひんやりと冷えて、お腹いっぱいになって、お店をあとにしました。
帰る頃には、お店の行列が増えていたし、メニューによっては売り切れも出ていたようなので、本当にラッキーでした。

奈良駅に戻り、電車の窓から、再建された平城京の大極殿をみながら、京都に向かいました。

翌年は冬に信貴山寅まつりに行こうと計画していましたが、例のウイルスのせいでいけずじまい。

早くこの状況が収まって、またMちゃんと旅がしたいです。

京都では、写仏体験をしました。
こちらも、よろしければ。


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