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言葉の真意が知りたい

「言葉の真意」がわからない。

例えば、お隣さんに、

「最近、息子さん、ピアノ始めはったん? 上手にピアノ弾いてはるわねぇ」

と、言われたとしよう。(なぜ京都弁!?)

お隣さんの言葉の意味は、「息子のピアノがうまいですね」だろうか。
私は、直感でそう捉えると思う。
きっと満面の笑みで「ありがとうございます!!」なんて返事していることだろう。

だがしかし!

これには、裏の意味があるのだ。
お隣さんが言いたいことは、

「息子のピアノが下手すぎてやかましい」

口に出した言葉と正反対の意味。

私は、相手の発した言葉が、本当の褒め言葉か嫌味なのかどちらなのか、わからない。

実家の母や妹は、そういうところにすごく聡い。
瞬時に見抜く力を持っている。自分から、上記のような発言をすることもできる。

私はといえば、物事を全部真正面から受け止めて、いつも困惑している。
冗談なのか本気なのかが読み取れない。

私の声は大きくて、普通の声で話していても、周りによく聞こえるらしい。自分では普通の音量で話しているつもりだが、結構大きな声になっていることがある(らしい)

「よく通る声だね」
よく言われる。
私は、この言葉の真意がわからない。
本当に褒め言葉としていってくれているのか、「やかましい」という裏の意味なのか。
好かれているのか、疎ましがられているのかどうなのか。

「うるさいってことですか?」
恐る恐る聞いてみると、「いやいやそういうことではなく」というくせに、あとで「もうちょっと小さい声で話したほうがいい」と言われたりする。

じゃあさ、「よく通る声」なんてめんどくさい言い方しないでくれる!?

まあ、いろんなことが、そういう感じ。

あとで、言葉の真意を聞かされてびっくりすることばっかり。
だから、人と話すのは、ちょっと怖い。

「誠実で真面目そう」

私のコメントを読んだ人からよく言われる。

誠実で真面目なんじゃない。怖くてふざけられないだけ。

裏の真意を読み取れないから、裏の真意を含めたコメントができないだけ。

真正面からしか、話せない。
ただそれだけなのだ。

褒め言葉は、褒め言葉としか受け取れないし、けなされたらけなされたとしか受け取れない。

いいものをいいとしか言えないし、嫌なものは嫌としか言えないだけ。
いいものを悪く言ったり、嫌なものをよくいうスキルがないだけ。

本当は、裏も表も使い分けた粋な会話がしてみたいんだよ。
できないけどさ。




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