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#つくルンバ 〜スペイン風ミートボールのトマト煮

昨日、娘の誕生日会を開催した。

あまり料理に興味のない娘なので、「何が食べたい?」と聞いても「何でも」としか返ってこない。
それは、母の好きなものを作っていいってことよね?
ならば。娘の誕生日だけど、息子と夫が好きそうな、かつ私も食べたいものを作ろう。

塩梅かもめさんのレシピ、「スペイン風ミートボールのトマト煮 – Albóndigas con tomate」

私はレシピを読みながら作ります。
だって、最初に読んでおいても、絶対、内容を忘れるんだもん。もちろん、家電の取扱説明書も読まずに、スイッチを押しまくります。

というわけで、見切り発車しまーす。

なになに、材料は、ひき肉、にんにく、パセリ、松の実、トマトピューレ、玉ねぎ、人参、牛乳に浸したパン、パプリカと。よっしゃ!

材料のところを読んで、近所のスーパー(ちょっと大きめ)に向かう。
トマトピューレはトマトの水煮のことか? うん、そういうことにしよう。ポイっとカゴに放り込む。1缶66円、2缶を98円。やすっ。
パセリ、玉ねぎ、人参、にんにく、パプリカは、家にあるから省略。

パック入りの合い挽き肉をカゴへポン。
それから、松の実……なんておしゃれなものは、田舎のスーパーには売ってませんでした。はい、省略。
かもめさんのレシピは、スペインのおおらかな性格を引き継ぐもの。
これくらい問題でもなんでもない(はず)
ついでに牛乳に浸したパンは、パン粉に変更。パン粉って日本の家庭料理っぽいな。

では、はじめましょう。
ひき肉にみじん切りのニンニク、パセリ、ふやかしたパン粉を投入。
ビニール手袋をつけてこねます。こねこねこねこね……

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はい、完成。みじん切りの玉ねぎがないと、タネの完成が早い。

丸めます。 ここで、息子の手を投入。
わりとなんにでも興味のある息子氏。童心に返って丸めてくれました。

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さて、次は。なになに、ミートボールを揚げるとな。
小麦粉をまぶして、フライパンに少し多めの油を入れ、揚げます。

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キッチンに、香ばしいニンニクとお肉の匂いが広がります。
ああ、このまま食べたい。
いやいや、そこはグッとガマン。

さて、次の工程をスマホで確認。
はい、ここで神道具が登場です。
「あーつーりょーくーなーべー(圧力鍋)!」
圧力鍋、大好きです。
おでん、ふろふき大根、お正月の黒豆、大豆の水煮。
パスタや大量の青菜を茹でる鍋としても大活躍。
特に冬場は煮込み料理によく使います。
我が家の圧力鍋は、もう10年選手の古株。今はあまり表舞台でお見かけしなくなった女優の松居一代さんがプロデュースしたマジッククッキングの3L。一斉を風靡しましたよね。覚えている人いるかなあ。


圧力鍋にオリーブオイルとみじん切りにしたニンニク、食べやすく切ったニンジンと玉ねぎを炒め、パプリカ、トマト缶をドバッと入れる。

えっと、何分加圧かなとスマホをのぞくと、「ローレルの葉」の文字が。
読みながら作るときあるある「急いでいるので見落とす」
うそ、ローレルの葉、ないかも?!
慌てて冷蔵庫を引っ掻き回す。あった。賞味期限……見ない。
はい、ローレルの葉投入完了。塩、砂糖で調味。

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加圧20分。開始。

その間に、唐揚げを揚げる。(揚げ物ばっかり)
サラダも作る。(ビタミン大事)
圧力鍋は、シューシューといい音を立てている。
ああ、料理してる〜って感じがする。

そのとなりで、スパゲティを茹でる。

加圧終了まであと数分のところで、ふと気がつく。
「加圧20分って長くない?」
我が家の料理で20分加圧するものって牛すじとか、相当手強い塊肉と同じではないか。やわやわのミートボールをそんなところに放り込んでよかったのか。
蓋を開けたら、せっかくミートのボールになったお肉が、ボロボロのひき肉に戻っているんじゃないか。
不安になって、20分待たずに火を止めた。
数分後、圧が下がるやいなや、蓋をオープン。ミートボールはミートのボールのままだった。よかった。
でも、少し火にかけすぎたようで、鍋の底が少し焦げていた。ま、いっか。
焦げて黒くなったところが、オレンジ色のトマトソースに混ざらないよう、そっとすくって、茹で上がったスパゲティにかける。

はい、完成! どん!

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見てください。このボリューム。(盛り付け下手)
圧力鍋で煮たので、にんじんと玉ねぎがトロトロ。旨味がトマトソースに溶け込んでいて優しい甘み。ミートボールは外はカリッと中はふわふわ。ニンニクとパセリの風味が肉汁とともに口で弾けます。

ミートボールを揚げるのが少し手間ですが、あとは鍋任せ。
とても簡単で、豪華なパスタ。
我が家の圧力鍋だと、トマト缶+水で加圧20分か、トマト缶だけなら、加圧を10分でもいいかもしれない。(次回の私への申し送り事項)

これを書くにあたって、改めてかもめさんのnoteを読み返した。

ピューレによって水分量がかなり違うので、初めて作る時にはソースを煮詰める時間に注意する。

はい、ちゃんと初めから書いてくれていましたね。
読みながら作ると、こういう大事なところを読み飛ばしますね。

でもやっぱり、忘れっぽいから読みながら作っちゃう。
それでも、美味しくできちゃうのが、かもめさんのレシピのいいところ。


おまけ。
娘と一緒にデコレーションしたケーキとともに、ごちそうさま。

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