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途中でキャラを変えられない、、、

『今日から俺は』はそれまで真面目だった高校生が、転校をきっかけに金髪パーマにし、ヤンキーデビューする話です。

高校デビュー、大学デビューという言葉があるように、自分を知る人が周りにいなくなるタイミングでキャラを変える、むしろ、そういうタイミングでしかキャラを変えられないという人は多いです。

自分を一番注目しているのは自分

キャラを変えたいと思うのは、今の状況では自分を出せないもどかしさを感じているのだと思います。反面、他人の中にある自分のイメージを崩すとどんな反応をされるだろう?と不安にもなるようです。今まで怒ったことがないから、急に怒ると自分のキャラじゃないので我慢してる、といったように。実際には、自分が自分について注目している以上には、他人は自分について注目していません。それは頭で分かっていても、つい意識してしまうものです。

ギャップこそが魅力を作る

そんな時は、「魅力を生み出すのはギャップ」という考えがオススメです。

僕は海外旅行が好きで、これまで多くの国に行きました。はじめはガイドブックに載っている観光地を巡っていたのですが、今では食べることに興味が移り、だんだん女子旅のようになっています。観光地は、全く予備知識がないと感動が大きいのかもしれませんが、事前にガイドブックを見ていると、その確認作業のような感じになりがちです。さらにプロのカメラマンの写真が載っているので、実物を見るとガイドブックほどのインパクトはなく、むしろがっかりすることもあります。一方、食べ物は写真を見ても味の予想ができません。見た目の予想を裏切る味に出会う機会も多く、そのギャップを楽しむようになっていきました。

食べることに限らず、人に対する印象もギャップがあると魅力的に見えます。ツンデレもそうですし、見た目は女性らしい人が性格は男っぽいとか。いつも真面目な人がふとした時に冗談を言うとか。

人間は色々な面を持っているのが自然なので、別の一面を出したからといって違和感は薄いと思います。相手がどう思うか心配でキャラを変えられないという人は、自分の魅力を減らしているのかもしれません。


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