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vol.78/壊れゆく家族/一回死んだ男

私は家族を失い、子供と引離された。

一回死んだのである。一回死んだと同じくらい人生がかわったのだと思う。

一回死んだのだから、もう一回の人生は誰かの役に立ちたい。

そして、自分が幸せになる以上にたくさんの人を幸せにしなければならない。

漠然としているが、そう思うし、そうしたい。

自分の家族すら壊れた人が、何できるんだよと世間では冷ややかな目で見る人も多いかと思うが、一度失った人間は案外フットワークは軽いのではないかと思う。

一歩一歩前進、たまに振り返る。それが大事だ。次は失敗しないように頑張りたい!

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