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新聞読むのが嫌いな私が新聞を読み始めた理由

自粛生活が始まって、普段の生活習慣に新しい変化があった人は多いのではないでしょうか。

私が新しく始めたことは、なんと大嫌いなニュースを読むこと。

私は新聞を読むのが嫌いです。
だって難しすぎてわかんないだもん。日経読んだほうがいいよって言われたから、よし読むぞ!って言ってアプリをダウンロードしたこともあったけど、一週間後には通知がブーブーくるだけで無視してましたね。いやあだってやっぱりつまんないもん。

そんなつまんないことを私は今毎朝やってる。
なぜなら、世の中のことを知る大切さをこのコロナで痛感したから。

私はもともと今年の7月まではオランダに留学してるはずだった。今頃綺麗に咲いたチューリップをみとれ、やっと冬のくらーい日々が終わって天気も良くなって、ピクニックでもしてたでしょう。
だけど、コロナがとうとうオランダにもやってきて、それも結構やばくなってきて、大学から「海外渡航レベルがレベル2に上がったらとなるべく早い帰国を勧奨します。」っていうメールが来た。

もうパニックでしかなかった。
もし帰国しないといけないってなったら、今ある荷物全部片付けて帰らないといけない。飛行機はちゃんとあるのかみとかないといけない。日々増える感染者数。あれ、EU圏内の移動は禁じられたぞ。学校が閉鎖。スーパーから消える食料。

もしかしたら帰国しないといけないけど、それがいつになるかわからない。そういう不安定な日々だった。そうすると、周りでは、レベル2になる前に帰る子も出てきて、みんな早く帰らないとやばいって口にしてた。なんでかもわからずに私もそれに影響されて、みんなにつられて私も早く帰らなきゃいけないって思い始めてしまった。私は自分で少し情報を探し、日本人留学生のグループラインに流れてくる「みんなの情報」を信じ込み、何が正しいのかよくわからないままとりあえず混乱していた。

しかしここで気づいたのは、私が混乱していた理由は、自分できちんと情報を確かめていなかったから。人から聞いた情報だけで物事を判断してしまっていたがために、不安が募ったのだ。
だからそれに気づいてからは、
「周りがこう言ってたからこうした」
ではなくて、
「自分が調べてこう決めたからこうした」
という風に、

自分できちんと物事を判断し、決めるようにした。他人のせいにすることなく、自分のせいにする。そうやって自分の決めたことに後悔しなくなった。

ちょっと話はそれたけど、こうして私は、自分で情報を得ることの大切さを知った。
情報を得ていく中で、世の中って日々いろんなことが起こってて、自分がこんなにたくさん知らないことがあるんだって気付かされた。
コロナは初めて自分が影響を受けた世の中の出来事だった。けど、実は今までもいろんなことが自分に影響を与えていた。政治や経済のことは難しいけどそれは全部自分たちの生活に直結してるし、自分の今の生活に不満があるならそれを変えられる方法は政治でしかないから、それを監視しておく義務が私たちにはある。

世の中のことに目を向けることは、自分の将来について考えることと同じなのだ。

だから、私は嫌いなニュース

を読み始めた。



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