将来の食文化についての持論


しばらくぶりの投稿となりました。

普段は映像関係やCG、テクノロジー系の備忘録や役立つ情報などを投稿していますが、ふと思ったことがあったので今回は全く業界の違うお話、食文化についての将来の持論を書き残したいと思います。


皆さんは将来、2030年や2040年頃の日本の文化、特に食文化について、どのような展望をお持ちですか?日本食といえば世界でもトップレベルの食文化ですし、未来永劫和食は和食として残り続けるでしょうか。それとも他国にまねされ技術面や味でも劣り、日本でいう餃子やチャーハン、あるいはピザやパスタのように発祥は日本と知られつつもその国の食文化としてしっかり根付いて和食の良さを持っていかれてしまうでしょうか。


と、グローバルな話から始まりましたが、私の持論はそういった国同士の食の話ではありませんでした。すみません。

これはあくまで一個人の持論に過ぎないとして批判的なコメント等は避けて頂きたいところではございますが、私の中の将来の食文化は結論から申し上げますと...


早ければ2030年代初頭、遅くても2040年から50年までには、「家で食べるご飯は手料理・自炊」「買い弁やコンビニ飯は栄養が偏る、あまりよくない」といった風習がすっかり逆転し、家で料理を作る家庭はごくわずかとなる


といったものです。
時代は何かのデータから算出したわけではなく何となくこれくらいかなという感覚ですし、誰かの意見を受け売りしているわけでもないので悪しからず。

なぜそう思うのか?

考えてもみてください。近頃のフリーズドライ食品や冷凍食品、コンビニで売っているお惣菜など、ここ10年くらいでめざましく発展していませんか?セブンイレブンのパックされた金のハンバーグとか、味の素の水も油もいらない冷凍餃子とか、めちゃくちゃ美味しいですよ。お世辞にも自宅で同じ味が出せるなんて思えません。下手したらそんじょそこらのお店より美味しいのでは?と思える程です。

中には添加物が気になる方や栄養の偏りを気にされる方もいらっしゃるでしょう。でもそれもきっと時間の問題。あと数年したら栄養も豊富で美味しく食べられるコンビニエンスな食品がたくさん出回ってくることでしょう。そして多く出回れば値下がりし、「自炊した方が安いからなあ...」ということもなくなることでしょう。工場生産には敵わず、金額はきっと圧倒的な差になると思います。そうなることで、近年話題になっているフードロスも減っていくと考えています。

そして極めつけは近年流行りだしている食品デリバリーサービス。これもこの新しい食文化を加速させ、「それでもやっぱり新鮮な野菜が食べたいな..」という声に応えていくことでしょう。

安い・美味しい・栄養豊富、そして作る手間も省けて片づけも楽ときたら、もう歯止めは効かないでしょう。手料理文化はみるみる後退し、そのうち「え、まだ手作りしてんの?w」という声を聞くことになると思います。


じゃあ手作りする人はいなくなるの?レストランなんかはどうなるの?

これについても答えがあります。これらは残り続けます。例えば乗馬を考えてみてください。かつては馬での街の往来が一般的だった中、車という新しい交通手段が生まれてほとんどが自動車に置き換わりました。さすがに10年20年といったスパンではないですが、今では街中では見かけませんね。でも競馬は今でも行われていますし、乗馬クラブなど一部の人は馬に乗ることを趣味や仕事として続けています。
料理も同じように、「確かに買う方が便利だけど、作るのが楽しいから」という方は当然手作りし続けるでしょうし、「たまには高級料理を食べに行こう」というような食べる趣味としてでは残り続け、老舗の料亭などは守られていくことになると思っています。


映画バックトゥザフューチャーで、近未来の食事のシーンがありましたね。あんな未来がやっとこさ数年後にくるのかも...?

以上、将来の食文化についての持論でした。それでは。

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