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案件分析:機電系とIT/通信系の違いを理解する

売上に直結する案件のまとめ作業は、私自身で行うことが最も効果的だと考えています。そのため、各社から異なる形式で提出される案件情報を整理し、一つのフォームに統合する作業を私が直接行っています。

本日は、この案件情報をまとめる作業で感じたことを書いてみます。

まず、弊社では、主に二つの分野に分かれています。一つは機電系分野で、自動車や半導体などの機械、電気、制御関連の業務にエンジニア社員を派遣しています。もう一つはIT/通信系分野で、ITや携帯電話などの通信関連業務にエンジニア社員を派遣しています。

機電系とIT/通信系を比較した場合、機電系の契約期間は通常数年以上という長期にわたることが多いです。一方、IT/通信系では、数か月から数年という中期的な契約期間が一般的です。また、IT/通信分野ではプロジェクトへの参加が主な働き方であるのに対し、機電系ではプロジェクトを超えて特定の部署への配属がより一般的です。

このため、IT/通信系の案件情報は日々更新される傾向がありますが、機電系では年間を通じて優秀な人材の採用に力を注いでいます。現在、弊社は配属人数ゼロの取引先を含め約300社と関係を築いており、直接取引はないものの案件発注を行っている企業も含めると、毎日数十件から百件以上の案件に関する連絡があります。これらの大部分はIT/通信系の案件です。そのため、案件情報一覧を見た弊社のエンジニアは、IT/通信系の案件が多いと感じるかもしれませんが、機電系では通年で優秀な人材を採用する姿勢がありますので、私個人としては大きな差を感じていません。私はこれを、動的な傾向を持つIT/通信系案件と安定した傾向にある機電系案件の違いと捉えています。

IT/通信系は機電系と比較して、未経験者には不向きであると言えます。数ヶ月から数年の中期的なプロジェクトが中心のIT/通信系案件では、未経験者や経験の浅い方を育成するための時間的余裕が不足しています。一方で、機電系は数年以上の契約期間を想定しており、未経験者や経験の浅い方を自社で教育し育てることが可能です。

実際、弊社の複数の取引先では毎年一定数の新卒者を派遣社員として受け入れ、自社社員と同等の教育を施しています。つまり、機電系分野の企業は、IT/通信分野のような中期的なプロジェクトとは異なり、経験者の採用が困難であっても、1~2年後に一定の戦力になることを見込んで、長期的な視点で採用することができるのです。

IT/通信系で未経験者や経験が浅い方が案件に参加し、キャリアを積む方法については、別の記事で詳しく説明します。重要なポイントは、弊社が導入しているメンター制度と、常駐する企業の選定方法です。後日、この内容についての記事をアップロードする予定ですので、ぜひご覧ください。

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