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正社員か派遣エンジニアか:キャリアパスを左右するキー業務への関与とそのコスト

弊社はエンジニア派遣およびシステムエンジニアリングサービス(SES)を提供しております。これらのサービスでは、クライアント企業にエンジニアを派遣し、彼らの専門技術を提供します。

企業の正社員とSESや派遣のエンジニアを、携わる業務に焦点を当てて考えてみました。

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たとえ年収や待遇が改善されても、SESや派遣エンジニアには克服しがたい制約が存在します。最も顕著なのは、彼らが常駐先の企業におけるキー業務を担うことが困難であるという点です。通常、SESや派遣エンジニアは中短期の業務に特化しており、一方でキー業務は企業の長期戦略と深く結びついています。このため、短期契約を基本とするSESや派遣の働き方は、キー業務にはなじみにくいのです。

まず、知識の蓄積と継承の観点から見ると、SESや派遣エンジニアがプロジェクト完了後に組織を去る際に、彼らが築いた知識が失われるリスクが高まります。これは、特に暗黙の知識や企業固有のプロセスと技術に関する理解が十分に文書化されていない場合に顕著です。

次に、知識の流出は、SESや派遣エンジニアが他の企業に移動する際に、前職で培った知識やスキルが新しい職場に移転されることを意味します。これは特に、競合する他社への移動が行われた場合、企業にとって顕著なリスクとなり得ます。

また、トレーニングと導入に関するコストは無視できません。コア業務の複雑さと専門性の高さから、新たなSESや派遣エンジニアが完全に適応し、効率的に作業を行うまでには、通常の業務よりも長いランプアップ期間が必要です。この期間は生産性を遅らせ、コストを増大させます。さらに、彼らが短期間で交代することは、トレーニング投資の損失に直結します。

これらの理由から、SESや派遣エンジニアはキー業務には適さず、自身のキャリアを考える際には、これらの制約を理解しておくことが重要です。自分の価値観やワークライフバランスを考慮に入れ、正社員としての安定したキャリアを追求するか、それともSESや派遣エンジニアとしての柔軟性と多様な経験を優先するかを決定する必要があります。


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